経営のことを考える時、
大まかに分類しても、
立場
機能や分野
期間
があります。
そして、
それぞれが、さらに細かく分かれます。
経営を考える時に、
その視点によって、
良し悪しなどの評価が違います。
では、現実には、
どのように考えたら良いのでしょうか?
全ての視点を考慮に入れる必要があります。
会社は生き物のようなものです。
多くの事柄が互いに影響しあいます。
一つの視点にばかり囚われと、
全体としてはうまくいきません。
これは、
ゴールドラット博士のベストセラー
「ザ・ゴール」
で有名になった
TOC(制約理論)
の重要な原則の一つである、
「部分最適の総和は、全体最適にならない」
と同じことです。
例えば、立場による「視点」の場合、
経営者
管理職
社員
取引先
お客様
出資者
銀行
税務署
行政
地域住民
などがあります。
もちろん、すべての立場の「視点」を
同等に扱うことは現実的ではありません。
求めていることも違います。
全てを満たすことは困難です。
だからといって、
無視もできません。
せめて、
受け入れてもらう必要があります。
次に、 機能や分野です。
財務
会計
税務
マーケティング
製造
営業
などです。
これも立場と同じです。
一つ違うのは、
経営資源が限られている中で、
優先順位を付け
バランスを取る
ことが重要になります。
そして、期間です。
長期
短期
両方の「視点」が必要です。
これは、戦略や戦術の
経営の意志決定
の際に重要です。
一つの「視点」に絞って
モノゴトを考えられると
シンプルで扱いやすいものです。
そして、
立場だけでなく、
その人の関心や興味
思考の癖
得手不得手
があります。
気がつくと無意識のうちに
特定の「視点」に偏ってしまうものです。
時には、普段は
重視していない「視点」
苦手な避けている「視点」
で考えてみることをお勧めします。
もちろん、
全てを満たすことはできません。
しかし、
全ての「視点」を考慮に入れる
ことが大切なのです。
何か、現状を変えるヒントが
見つかるかもしれません。
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2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
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長尾洋介プロフィール
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