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「アイデアが出て来ない」を打ち破る方法

お客さまから相談を受けた時、

私から「答」を言うことは、
しないようにしています。

 
私より、お客さまの方が

常日頃から現場に接しているのですから、
自分の会社
業界の流れや環境
地域の環境
など、多くの情報を持っています。

 

そこで、アイデア出しをしようとするのですが、
意外なほど、アイデアが出て来ません。

 

真剣に仕事に取り組んでいない
わけではありません。
能力に問題がある
わけでもありません。

 

それでは、

どうして
アイデアが出て来ないのでしょうか?

 


 

私に相談している時だけでなく、
ビジネスをしていると、
日常的に、いろんなことを
考えなくてはなりません。

 

新しいアイデアを出さないといけない場面は、
多くあります。

 

新規事業を探す
新商品を考える
新しい売り方を考える
業務の効率化を考える
起こった問題を解決する

 

そんな時、意外に
アイデアが出て来ない
ことで行き詰まることがよくあります。

 

そんな時、どうしていますか?

 

以前、ブログで書いた
「ディズニー・ストラテジー」に、
そのヒントがあります。

 

「ディズニー・ストラテジー」は、
何か新しいアイデアを実現するための、
手順と
必要な役割
について、役に立つ仕組みです。

 

この考え方は、普段の仕事で
何かを考える時も役に立ちます。

 
 

「ディズニー・ストラテジー」での
必要な役割は、三つあります。
「夢想家」「現実主義者」「批評家」
です。

 

アイデア出しは、「夢想家」の役割です。

 

実は、この「夢想家」の役割が
苦手な人が多いのです。

 

日本人、特に
真面目
優秀
な人ほど苦手です。

 

苦手、というより、
「夢想家」に成りきれないのです。

 

アイデア出しをしている時も、
「現実主義者」
「批評家」
が口を出すのです。

 

それは、無理だ
こんな問題がある

 

こんな言葉が頭に浮かび、
せっかく浮かんだアイデアを引っ込め、
次のアイデアを考えることを制限します。
つまり、
「思考停止」
してしまうのです。

 

これは、本人の責任ではありません。
学校
研修
など、経験したほとんどの学んだ場では、
常に「正解」がありました。

 

その「正解」に
早く
正確に
たどり着くことを訓練してきたのです。

 

そして、
間違ったこと
非常識なこと
非現実的なこと
を言うと、馬鹿にされてきたのです。

 

ですので、アイデア出しをする時、
「現実主義者」が、
非現実的なことを却下し、
「批評家」が、
非常識なことや
論理的に矛盾していることを却下します。

 

そして、「現実主義者」にも「批評家」にも
却下されなかったアイデア
だけが
人に言っても良いアイデア
として残ります。

 

そのように
ふるいにかけられたアイデア
に斬新なモノがないのは当たり前です。

 

ですので、アイデア出しをする時には、
ブレインストーミングと同じような
以下のポイントを徹底し、
アイデアの出やすい状態を作り、

維持することが大切です。

 

1.「現実主義者」と「批評家」に
  邪魔されないように自ら意識することを教える
2.人のアイデアを「現実主義者」や「批評家」で
  聞かず、コメントもしないルールを守る
3.上位者や進行役が率先して「夢想家」になり、
  メンバーの斬新なアイデアをほめる

 

この三つが、アイデア出しの現場で役に立ちます。

 
 

アイデアが出ないのは、
決して、
能力がないわけでも、
真面目に考えていない
からでもありません。

 

真面目だからこそ、
アイデアを言わないのです。

 

一人で物を考える時、
社内でミーティングをする時、
一度試して下さい。

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