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【個性や自分らしさの扱い方(3)】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
ダイバーシティが
注目を浴びています。
そして、
個性や自分らしさを
大切にすることが
良いことと言われています。
この傾向は
良いことだと思っています。
ただし現実には
現場は混乱していて
多くの問題が起こっています。
その背景を考えることで
個性と自分らしさの
活かし方について
考えていきます。
前回は、
同調圧力が強い中で
個性や自分らしさを
発揮した時に
周囲の人の経験不足による
対応能力の低さ
について書きました。
今回は、
他の理由について
考えていきます。


日本の社会では
個性や自分らしさを
発揮しようとすると、
周囲と衝突することが
多く起こります。
前回のブログでも書いた通り、
不慣れで経験不足のため
周囲の人の
違う意見を扱う能力が
低いことも原因の一つです。
しかし、
周囲の人だけに
原因があるとも言えません。
個性や自分らしさを
発揮しようとしている人にも
問題があります。
自分の意見を持つこと、
個性を尊重することが
良いという風潮の中、
人と違う意見、
人とは異なる個性を
考えようとする人が
出て来ました。
どちらかというと、
持たなくてはいけない
という圧力がかかった
という方が
正しいかもしれません。
しかしそもそも
個性や自分らしさを
発揮しようとしている人も
違う意見を扱う能力を
十分に持つ環境では
育っていないのは同じです。
元々その人たちも
日本的な合意形成である、
人に合わせることに
慣れ親しんで育っています。
人に合わせるということは、
みんなで決める、
つまり
自分一人では決めない
ということです。
当然、
みんなで決める場面で、
アイデアを出すために
考えることはあっても
自分一人で決めることを前提に
考えることはありません。
つまり、
自分で決めるという前提で
考える経験が乏しいのです。
この
自分一人で決めるというのは
実は重く苦しいことです。
その重さや苦しさに
直面しないで育ちます。
それも原因の一つだと思いますが、
自分の意見を主張する人に
その論拠などを聞いていくと
実にあやふやなのです。
考えた結果というよりも
思った
感じた
に近いことの方が多いです。
主張する限りは、
その効果や影響、
その具体化についても
考えておく必要があります。
ところが、
ほとんど思いつきや
印象や感想に近いので
考えが狭く、浅いのです。
当然、
個性や自分らしさを
発揮することで起こる
周囲への影響について
きちんと考えていません。
さらに、
その結果や効果についても
人に説得出来るだけの
根拠も考えていません。
そもそも、
違う意見があって
その優劣を争う場合、
結果や効果、実行可能性などの
論拠について議論を闘わせます。
論拠のない主張では
議論にすらならないのです。
当然、
論拠の不十分な主張が
他の人を説得出来ることも
ありません。
今回書いた通り、
個性や自分らしさを
発揮しようとする人の多くに
欠けているのは
十分な思考と論拠です。
現実にはもう一つ
欠けているものがあります。
それについては
次回のブログで考えてみます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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