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現場の知恵を活かす仕組みを動かす

三人寄れば文殊の知恵を実践している三人のビジネスパーソン

最前線で業務を行っている現場には価値のある知恵があります。しかし、ただ望んだり、求めたりするだけでは、その知恵は活かせません。

現場の知恵は埋もれている

最前線の仕事の現場は、環境や状況の変化にさらされています。さらに、お客様や取引先からの要求、会社からの要求に応えなくてはなりません。その中で、臨機応変に業務を遂行しているのが現場です。

外部環境の変化を身近に感じているのは現場です。そして、その変化に対応して業務を行っているのも現場です。それが出来るだけの創意工夫をする知恵が培われているのが現場です。

現場の知恵は、現場で起こっていることに対処する中で培われるものです。現場の認識は、業務を遂行するために対処しているだけだと思っていることも多いです。経験の中で身に付けた一種のノウハウであって、あくまでも現場でしか価値がないと思っている人も多いです。ですので通常現場の人は、あえて経営陣に伝える必要を感じていません。

この現場の知恵は、経営陣にはない可能性のものも含まれています。しかし、その知恵は現場に留まっています。情報として上がることもないので、会社の意思決定に活かされることが少ないのが現実です。

現場の知恵は活かす価値があるものです。しかしその多くは、現場の中で埋もれ、会社全体の中で活かせているとは言えないのが実態です。

現場の知恵を引き出す仕組みを動かす

現場の知恵は価値があるものです。会社として活かすことには意味があります。

しかし現場には、会社の上層部に伝える意識はありません。現場には、現場に経営に活かすだけの価値がある知恵があるという認識がないからです。また、ただ現場の知恵を欲しいと要求しても上がって来ないでしょう。何が価値があるのかも理解出来ていないことも多いからです。そこで必要なのは、現場の知恵を引き出す仕組みです。

一般的なのは、現場からの提案制度を設ける方法です。具体的な企画提案でも良いですが、難しく感じられることも多くなります。そこで思いつきやアイデアでも良いことにする方が良いようです。

それでも、実際に提案制度を設けても、簡単に上がって来ると期待しない方が良いです。現場にある知恵は、現場の人にとっては特別なものではありません。ただ業務を遂行するために利用している普通のものという認識しかありません。上司や経営陣にとって価値があるとは思えず、提案するに値するとは思っていないのです。

そこでお勧めするのは、現場の話をく場を作ることです。現場で起こっていること、通常と違うことが起こった時、どのような対処をしているかを聞くのです。批判することなく聞き、苦労を労い、対処していることに感謝していることを伝えます。そして、聞いた内容が、経営の意思決定に影響するかもしれないことと、どのように影響する可能性があるかを伝えるのです。このような機会を作ることで、現場にある情報、現場の知恵が、会社全体の意思決定について必要であること、重要であることを現場の社員に分かってもらうことが出来ます。

仕組みは作れば機能するわけではありません。仕組みを動かすために、しなくてはならないことがあります。

現場の知恵を活かすための注意点

現場からの提案を求め、制度化して、現場の知恵を引き出す仕組みを作り、動かすために注意しなくてはならないことがあります。

一つは、上がって来た提案をどのように扱うかを決め、確実に実行することです。具体的には、誰がどのような場で検討するか、どのように活かすことになった、あるいは採用しないことに決まったなどの結論をきちんと伝えることです。そして、どのような結論になっても、その理由を伝えることです。結論と理由を伝えることで、提案した人にきちんと検討したことが伝わります。そして、採用されなかったとしても、理由を知ることで、次に提案する時の提案の質が上がる可能性も高くなります。

もう一つは、提案したことで不利益なことが起きないようにすることです。提案が採用され、実行されたにもかかわらず、期待していた成果が出なくても、責任を問わないようにしなくてはなりません。社員にとって社内での立場が安全であることは、経営陣が思っている以上に重要です。提案することが評価されることはあっても、安心を脅かすことがないことを伝えるだけでなく、実感してもらわなくてはなりません。

現場の力を活かさないのはもったいない

現場には貴重な情報や知恵が眠っています。その情報は、より良い戦略や戦術、対策などを考える上で役に立ちます。現場での創意工夫は、より効率的に社内の業務を行えるようにするための参考になります。つまり、将来の会社のために価値のあるものなのです。

このように価値があるものが社内にあるのです。現場の知恵を引き出し、活かさないのはもったいないことなのです。

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