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「WIN-WIN」の本質

「WIN-WIN」の関係

を築くことを理想とする考え方が
言われています。
 
両者が「WIN」=「勝ち」の関係は、
 
両者が「負け」の
「LOOSE-LOOSE」
 
片方だけが「勝ち」
もう片方は「負け」の
「WIN-LOOSE」
 
より良いのは当たり前ですよね。
 
とにかく世の中には
「WIN-LOOSE」
が多いものです。
 
ところで、
「WIN-WIN」
は、本当に機能するのでしょうか?
 


 

本来、「WIN-WIN」は、
創造的な新しいモノを
生み出すことで成り立ちます。
 
新たな出会いが
新しい価値を生み出したり、
お互いに不足していることを
補い合うことで、
新しいことが実現したりします。
 
 
ところが問題なのは、
元々取引などの関係があるケースです。
これが一番多いと思います。
 
そこには今までの経緯があり、
一定の関係が出来上がっています。
 
その関係を見直そうとする時、
あるいは、交渉の場面で、
「WIN-WIN」を持ち出す場合があります。
 
そのような場面に同席したことが
ありますが、
あまりうまくいきません。
 
私の場合は、当事者ではないので、
第三者として客観的に聞いていると、
「WIN-WIN」と言いながら、
実際はただの
「パイの奪い合い」
をしていることが多いものです。
 
つまり「WIN-WIN」は
綺麗事です。
 
自らは出来るだけ譲らず、
少しでも多くを得ようと
条件闘争をしているのです。
 
特に立場の強い方が「WIN-WIN」を言い出す時は、
実際には「WIN-LOOSE」なのに、
その交渉結果を正当化するのに
使われていることが多いようです。
 
 
一方、本来の「WIN-WIN」を実現するには、
二つの道があります。
 
一つ目は、
交渉の方法を変えることです。
「パイの奪い合い」には
変わりないのですが、
お互いに譲れない線を
オープンに話し合い、
譲れるところは譲って、
お互いに納得できる
「着地点」を見つけることです。
 
双方が譲れる線までで、
「着地点」が見つからない場合、
「NO DEAL」つまり「しない」
お互い納得の上、決断をするのです。

 
これは、本来の「WIN-WIN」とは
言えないかもしれませんが、
「WIN-LOOSE」「LOOSE-LOOSE」
よりも良い結論です。
 
 
もう一つの道が、本来の「WIN-WIN」です。
これは創造的な「第3案」を生み出すのです。
 
今までの経験や常識を超えて、
新たな関係、方法、価値を創り出すのです。
 
これには、
相当な努力
想像力と創造力
が必要です。
 
 
どちらの方法も、
お互いの信頼関係があってこそ、
成り立ちます。
 
本来の「WIN-WIN」の関係を、
多く築けると、楽しいですね。
 
追求する価値があると思いますが、
いかがでしょうか?
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