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【あなたが和歌山発砲事件の対応責任者だったら?(5)】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
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ありがとうございます。
先日和歌山で発生した
発砲立てこもり事件は
犯人の自殺という形で
終わりました。
この事件では、
警察の対応について
批判も出ているようです。
このようなケースは、
経営者や管理職が
意志決定を考える上で
参考になります。
もしあなたがこの事件の
対応責任者だったら
どうしていましたか?
前回までに
意志決定のプロセスを
考えてきました。
今回は、
最終回のまとめとして
意志決定と最終評価
を考えていきます。


この事件の結末は、
犯人の自殺で終わりました。
一般市民に死傷者は出ず、
警察官にも死傷者は
出ませんでした。
一方、
解決までに
時間がかかりましたし、
犯人を生きたまま
確保することが
出来ませんでした。
この結果を元に、
批判するのは簡単です。
それでは、
他に方法は
あったのでしょうか?
立てこもる前、
路上で発見した時、
犯人に気付かれず確保は
出来なかったようです。
犯人も警戒しているので
当然だと思われます。
追跡した時、
犯人が発砲したことから
逃がしてしまうことに
なりました。
警察が応戦すれば
市街地での銃撃戦になります。
市民や警察官の安全という
優先順位の高い条件を考えると
適切な現場判断だったと思います。
そして立てこもった後も、
交渉し説得する方法を
採りました。
これは本部の指示だと思いますが、
ミッションの条件を考えると
適切だったと思います。
実は、
多くの批判は
結果に対して行われます。
最適な判断を行い、
適切に行動しても、
批判されるのです。
早期解決を優先して、
市街地で銃撃戦を行ったり、
立てこもった犯人を射殺する方法を
選んでいた時のことを考えると
容易に想像出来ます。
今回警察は、
早く解決するという、
一番優先順位の低い条件以外を
全て満たす可能性の高い方法を
選んだと思います。
それでも結果によっては
批判されることになります。
ビジネスでも同じです。
全ての条件を満たすことは
理想ですが、
難しいことが多いのが現実です。
そのような中で
与えられた条件の中で
真剣に考え抜き、
最善の策を考え、
実行させるのが
経営者の役割です。
そして、
その結果に対しての批判を
受け入れ、受け止めるのも
経営者です。
考え抜き、
決断し、
説明責任を果たし、
結果を受け入れる。
会社では、
この役割を果たせるのは
経営者しかいません。
覚悟が必要で
しんどい立場なのが
経営者なのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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