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【反面教師にするというアドバイスは通じない?】

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反面教師という
言葉があります。
人の振り見て
我が振り直せ、
と同様に、
他の人の言動の
ダメなところを
自分の振る舞いの改善に
生かすように諭す時に
使われることが多いです。
ところが、
この反面教師の教えは
通用しなくなっているように
感じています。


反面教師を生かす
典型的なケースは、
ビジネスの場面であれば、
上司へ不満がある時、
自分が上司になったら、
あんな風にはならないぞ、
という感じです。
この教えが
本人にとって意味を持つには
前提があります。
それは、
その人が将来、
管理職になることを
認識していることです。
ところが最近は
管理職になりたくない人が
増えているようです。
管理職になるつもりがなければ
管理職として
どのように振る舞えば良いのか
考える必要もありません。
反面教師から学ぶ意味が
本人にはないのです。
実は反面教師とすることは、
管理職になるつもりがなくても
もし自分が管理職だったら、
と考えること自体に
意味があります。
反面教師にするには、
相手の立場や状況など、
さまざまことを
相手の立場に立って
考えることが
必要になります。
相手が上司かどうかに限らず、
相手の立場に立って
考えることは
多くの学びをもたらします。
指導や育成の場面で、
反面教師という言葉が
相手に興味を持たすことが
出来ないかもしれません。
その場合、
反面教師にするという
言葉に執着する必要は
ありません。
ただ、
相手の言動の理由を
相手の立場に立って考え、
その上で評価する習慣を
身につけさせることに
意味があるのです。
相手の立場に立って
物事を考えることを
積み重ねることによって、
組織の一員としても、
ビジネスマンとしても、
一皮むけ、
成長出来るのです。
反面教師という言葉は
廃れていくかもしれませんが、
その本質的な価値が
なくなるわけではありません。
ビジネスマンとしてで
通じない場合は、
人としての成長のためにでも
構いません。
相手の立場になって
モノを見て評価することを
教えることは
社員の育成において
大切なことです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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