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【 失敗への恐れの裏側(2・終) 】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
前回のブログで、
失敗への恐れの
裏側に隠れた原因の一つは、
今までの経験から身につけた
習性にあると書きました。
失敗は評価を下げるという
思い込みが強くて
失敗の可能性を出来るだけ
下げるようにし、
失敗の可能性があることに
関わらないようにする行動を
選択します。
今回は、
評価を気にする以外の
裏側の理由について
考えていきます。


他人の評価には
あまり関心がなくても、
徹底して慎重に取り組む
タイプの社員がいます。
こだわりが強く、
職人に多く見られるタイプです。
一見、行動を見ていると、
前回扱ったタイプと
似ているのですが
完璧主義が原因なので、
失敗を恐れているわけでは
ありません。
今回はテーマと違うので
これ以上触れません。
実際に多いのは、
前回触れた
人の評価を気にするタイプと
もう一つ、
選択肢が広げられないタイプです。
一つの例として、
人の評価を気にするタイプに
似ているのですが、
周囲の中の特定の人から
評価されることにこだわる社員を
考えてみます。
評価を気にする相手としては、
直属の上司、
その上の上級管理職、
経営者などの場合が
最初に頭に浮かびます。
その他で意外に多いのは、
特定の同僚です。
評価基準は決まっていても、
人によってその優先順位は
違うものです。
特定の人から
高い評価を得ようとすると、
その人の優先順位の高い
評価基準で認められようとします。
ところが、
特定の人に評価されなければ
いけないという思い込みが強いと
その人の優先順位が高い評価基準に
関わることでは失敗出来ないという
気持ちが強くなります。
会社としては、
必要だからこそ決めている
評価基準なので、
元々そこに優劣はありません。
社員それぞれ特性があって
良いのです。
本来は、その社員の良い所を
高く評価する人がいれば
十分なのです。
自分の能力を評価する相手を
例に考えてみました。
この例に限らず、
営業の場合は見込み客、
営業以外では、
仕事の進め方や方策、
会社の評価基準、
などの選択肢が少ないと
その選択肢での失敗が
致命的に思われるので、
失敗が恐くなります。
選択肢が十分にあれば、
まず、これに取り組んで、
駄目なら次に行けば良いと
思うことが出来ます。
最初の選択肢が
うまくいかなかったとしても、
駄目なことが分かることも
一つの成功なのです。
実際に選択肢が少ないかどうかが
問題ではなく、
増やすことが考えられないことが
問題なのです。
このような選択肢が少ないことが
失敗を恐れる理由の裏側にある場合、
経営者や管理職は、
選択肢を広げるように
指導することが重要です。
失敗を恐れる裏側には、
人の評価を気にし過ぎることと、
選択肢が狭いことの
二つが理由になっていることが
多いようです。
失敗することよりも
挑戦することを
社員に選ばせるには
経営者や上司の役割は重要です。
最近、失敗に関係する相談を
多く受けていますので、
引き続き失敗について
書いていきます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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