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【優しい管理職の功罪】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
部下にとっては
上司は優しい方が
良いものです。
気さくに話せて、
親身になってくれて、
見守ってくれて・・・
職場の雰囲気も良く、
働きやすいです。
ところが、
職場は仕事をする場です。
トラブルも発生すれば
会社やお客様からの
厳しい要求に
応えなくてはならない
こともあります。
そんな現場で、
本当に優しい上司とは
どんな上司でしょうか?


先日、
ある経営者から
管理職について
相談を受けました。
その人は、
人柄の素晴らしい
優しい人ですが、
管理職として
問題がありました。
部下が忙しそうに
していると
遠慮して、
伝えたいことがあっても
後回しにします。
部下の様子が気になって
話をしたいと思っても
仕事の邪魔に
なるかもしれないと
声をかけません。
その結果は、
部下は不満だらけで、
経営者からの評価も
低い状態です。
会社から新たな指示が
出されることや、
予定通りに業務が
進まないことは
どこの職場でもあります。
そんな時、
その管理職は
忙しそうにしている部下に
伝えることを躊躇します。
何とか自分で
対応しようとします。
対応し切れれば
良いのですが、
毎回出来るとは
限りません。
そうすると、
急に部下に
依頼しないといけない
事態になります。
急に依頼された部下は
段取りも狂うし
不満を感じます。
部下にとってみると、
普段から仕事の状況を
聞いてもくれないので、
状況も分からない上に
急に仕事を頼んでくる、
しかも急ぎです。
管理職自身も、
元々の業務に加えて、
部下に振らずに
追加の業務を抱え、
部下と話す時間も余裕も
ますますなくなります。
部下と話さないから、
ますます部下の状況が
分からなくなります。
正に悪循環です。
優しい人は、
相手を思いやるからこそ、
遠慮がちになります。
ところが、
その優しさが
部下の不満の原因に
なることが多いようです。
優しいことは
良いことです。
しかし、
情報の伝達、
状況の把握、
そして、
指導や注意などが
適切なタイミングで
出来ないと、
結局部下にとっても
悪いことが起こります。
本当に部下に優しいとは、
思いやりの気持ちだけでは
成り立たないのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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