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モチベーションの扱い方

 モチベーションに関心のない

経営者や管理職はいないと思います。

 

社員がやる気に満ちていたら、
活気があり、
成果も上がります。

 

ですので、
社員のモチベーションを上げたい
と考える社長や管理職が多いのも当然です。

 

そして、
社員のモチベーションを上げるために、
創意工夫している方が多いものです。

 

しかし、現実には、
なかなか思ったような効果が得られず、
苦心している
という相談を受けることもしばしばです。

 

社員のモチベーション・アップに
取り組む時、

注意しなくてはならないことは、
何でしょうか?

 


 

モチベーションについては、
書籍もたくさん出ていますし、
セミナーも多く開催されています。

 

その数の多さが、

多くの経営者や管理職にとって、
関心の高いテーマであることを
示しています。

 

しかし、
書籍を読んだり、
セミナーに参加したり
と、いろいろ勉強し、
試してみるけれど、
なぜかうまくいかない
とおっしゃる方が多いのが現実です。

 

モチベーションは、
社員の心に関わることですから、
マニュアル通りに行ったからといって、
必ず期待するような状況になる
とは限りません。

 

機械や、
コンピュータのプログラムではない
のですから当然です。

 

以前からブログでも書いてきているように、
使いこなすには、
継続的な取り組みをして、
経験の積み重ねを通して、
多くのことを身につけないといけません。

 
 
ところが、モチベーションに関しては、

このようなスキルを身につけたり、

じっくりと導入する期間を持つこと以前に、
注意が必要なポイントがあります。
 
このポイントは、

多くの書籍やセミナーでは、
触れられていなかったり、
触れられていても少しですが、

効果には大きな差を生みます。

 
それは、
身体に染みついた習性
日本人の国民性、
への適応が十分に出来ていないことです。
 
 

モチベーション・アップの
研究や、生み出されたノウハウは、
多くがアメリカ生まれです。
 

基本的に
日本人とは国民性が違います。

 

経営者や、管理職に登用される人は、
上昇志向が強く
目標達成意識が高い
人が多いと言われています。

 

このタイプの人が
モチベーションのノウハウを学ぶと、
スッと腹に落ちます。

 
なるほど、これならやる気が出る!
と。
 
そして、
学んだ手法をそのまま取り入れます。
 
その結果は、
笛吹けど踊らず
です。
 
 
では、多くの日本人には
どんな特徴があるのでしょうか?

 

それは、
1.謙虚は美徳
2.目立ちたくない
です。

 

あえて、それぞれの中身まで説明しませんが、

身体に染み付いたものです。
簡単には変われません。

 

努力して変わろうとする人がいます。
そして、もちろん、変われる人もいます。
しかし、
変われない人もいますし、
変わろうと思わない人もいます。

 

これは、
どんなプログラムを導入しても
ノウハウを用いても
変えることは困難です。
 

それは、例えば、
身長や、顔形を変えようとする
のに近いものがあります。

 
 
ニンジンをぶら下げても、
ニンジンのためにガツガツするのは、
みっともないのです。
 
大きな目標を立てて宣言するのは、
僭越なのです。
 
公言したことを出来なかったら、
恥ずかしいのです。
 
周囲の人よりガムシャラに頑張るのは、
和を乱すのです。
 
そうです。
会社という社会の中で、
安心でいたいのです。
 
欧米の人にも当てはまる人はいますが、
日本人には、
この傾向の人が多いのです。
 
 

では、モチベーションを上げることは
出来ないのでしょうか?

 

そんなことはありません。

 

謙虚だからといって、
上昇志向がないのではありません。

 

目立ちたくないといって、
放っておいてほしいわけではありません。

 

コツコツ地道に頑張っていることを
認めて欲しいのです。

 

自己主張を自分からはしない
けれど、
頑張っている所を見て欲しい
そして、
認めて欲しい
のです。

 
 

この心情的なことを配慮しながら、
モチベーションを扱う

ことが、ポイントです。
 
もちろん、その会社ごとの気風があります。
どんな気質の社員が多いかも影響します。
 
モチベーション・アップの手法を、
自社の気風や、
社員それぞれに気質に合わせて、
少し工夫を加えると、
効果に差が出てきます。
 
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