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【社員同士のもめ事の本当の原因】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
どんな職場でも、もめ事が起こることがあります。
その原因は何でしょうか?


職場は、いつも和気あいあいで明るい雰囲気であると良いのですが、現実には難しいです。
忙しさのため、ピリピリした雰囲気の時もあります。
それは、やむを得ないのですが、内部でもめ事が起こり、険悪な雰囲気のこともあります。
管理職にとって、もめ事は解決しなくてはならない問題です。
そこで最初に行われるのは、双方からのヒアリングです。
双方から言い分を聞きます。
双方の言い分は、それなりにもっともなもののことが多いです。
多少の誤解が原因に思われる部分もあるでしょう。
その場合は、相手の話を元に、誤解を解くように努めます。
そして、客観的に見ると、どちらかに非がある場合もあります。
その場合は、非がある方に注意や指導をすることになります。
とは言え、一方だけが原因のことは稀です。
もめ事が起こる場合、大小の差はあっても、両方に何らか原因があるものです。
今後もめ事を起こさないように、双方に指導することになります。
このプロセスは論理的で、合理的なものです。
多くの人が、適切な対処だと考えるでしょう。
しかし、もめ事の多くは、この方法では根本的な解決は出来ません。
そして、別のもめ事が起こります。
なぜでしょうか?
もめ事の本当の原因は、ヒアリングで聞くことが出来る、論理的で合理的なものではないからです。
本当の原因は感情的なものです。
同じ状況でも、相手によって、もめ事になったりならなかったりするはずです。
これが、もめ事の本当の原因が、感情、はっきり言うと、好き嫌いである証拠です。
もめ事を解決しようとして、ヒアリングする時、相手が気に入らないから、と誰が言うしょうか?
もっともらしい理由を言うはずです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
上に書いた対処では、根本的には解決していないことを忘れないことです。
そして、もめ事になった人同士の関係に注意を払いながら、双方が仕事は仕事としてすべきことをするように監督し、問題が起こりそうなら、客観的に介入することです。
感情に配慮しながらも、業務の遂行に焦点を当てて、部下を管理することが大切です。
これが出来ているのも、現場力の強い管理職の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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