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売り手市場の就職活動選考解禁

正面に座っている三人の面接官

オフィス・ビブラビの長尾です。

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

6月1日に就職活動の選考が解禁されました。
今年は売り手市場が強まっているようです。

ここ数年は、新型コロナウイルスの影響で採用を控えていた会社が多くありました。
しかし、少し出口が見えてきたことから、2023年4月入社の採用を増やす会社が多いようです。
そのため、就職活動は売り手市場が強まっているようです。

選考が解禁された6月1日時点での大学卒業予定者の内定率は6割以上だそうです。
そして、内定持っていても就職活動を続ける学生が5割いるようです。
まずは内定先を確保したい、そして確保した上で、より希望に合う就職先を探す学生の気持ちは分かります。

しかし採用する会社としては悩ましいところです。
内定者の半分が、まだ就職活動を続けているとしたら、内定者の内どれくらいの人が最終的に入社してくれるか分かりません。
売り手市場では、常に学生から天秤にかけられている状態が続くのです。

売り手市場の影響は、中小企業にはより大きいものです。
元々、採用は大手企業が有利です。
知名度で勝ち目はありません。
そして、大きな会社には大きなビジネスに関われる魅力もあります。
さらに、実態は別として、大きな会社の方が安定しているという安心感もあります。
就職先として考えれば、中小企業は大企業には勝てない要素が多いのです。

売り手市場では、中小企業の採用は、より厳しくなります。
しかし、だからと言って、必要な人材を採用出来ないままではいられません。

では、どうすれば良いのでしょうか?

仕事に求めるものは多様化しています。
人によって違う価値を求めています。
ここにチャンスがあります。

中小企業も働く人にとって価値があるものを提供出来ます。
価値を感じる人が多いからといって、提供出来ない、持っていない価値を提供しようとしても無理があります。
取り繕っても、いつかはばれます。
実際には提供出来る、というよりも、提供出来ている価値をそれぞれの会社が持っています。
それをはっきりさせることが大切です。
そして、それに魅力を感じる就活生が必ずいます。
つまり、就活生によって求める価値が違い、提供出来る価値は会社によって違う、のです。

そこで、すべきことは、

  • 自社が提供出来る価値を明確にする
  • 自社が提供出来る価値を発信する
  • 自社が提供出来る価値に魅力を感じる就活生を探す

です。
ポイントはマッチングです。
これはマーケティング、営業、販売と似た構造ではないでしょうか?

構造が分かったからと言って、採用が簡単に出来るわけではありません。
中小企業にとって採用が厳しい環境にあることは変わりありません。
採用、人材確保は中小企業にとって重要課題です。
それを率先して推進するのは経営者の役割です。

本当に経営者は大変です。
だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。
そして支援したいと思っています。
応援しています!

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