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【御旗を掲げて人をまとめる覚悟】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
社員をまとめるには、ミッションが効果的だと言われています。
ではミッションのような御旗を掲げれば、社員はやる気を出すのでしょうか?


会社に限らず、集団をまとめるには、何らかの旗印が必要だと言われています。
それは大義やミッション、理念のこともあれば、ビジョンのこともあります。
短期的には目標かもしれません。
以前、何度かブログにも書きましたが、御旗を立てて人をまとめようとする場合、多くの問題が起こっています。
それが、経営者などのリーダーの本音でない場合です。
本気で追求する気持ちはなく、ぶれると社員は一気にリーダーを信用しなくなります。
掲げる限りは、信念と覚悟が必要なのです。
実は、他にも旗印を掲げる上で、覚悟しなくてはならないことがあります。
それは、離れていく人がいることです。
人にはそれぞれ独自の価値観があります。
大義やミッション、理念に魅力を感じる人がいれば、感じない人もいます。
人によっては魅力を感じないどころか、嫌だと感じる人もいます。
掲げた旗印のために、社員が集まらないかもしれません。
自社に欲しいと思った人が、来てくれないかもしれません。
能力のある社員が辞めるかもしれません。
価値観の違いは、人の好き嫌いとは違います。
仲の良い人や、交換の持てる人でも、考えが違えば、共に頑張ろうとはしてくれません。
目指すものが違うという理由で、離れていく人がいることを覚悟しなくてはなりません。
もちろん、旗印を下ろしたり、旗印をあいまいなものにすれば離れていく人は少ないです。
しかし、あいまいな旗印にはインパクトが弱く、魅力も乏しいので、人をまとめる力も弱くなるのです。
旗印には、組織をまとめる力があります。
しかし掲げることで起こる問題もあります。
ただし、本当に共に頑張れる人を集めるには、それを覚悟した上で、掲げなくてはならないのです。
この覚悟を持って、本気で目指す旗印を掲げられるのも、経営者に必要な現場力の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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