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【面倒見の良い上司は良い管理職?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
部下の育成は、管理職の重要な役割の1つです。
そのために、部下からは好評な面倒見の良い上司は、良い上司なのでしょうか?


部下から評判が良い上司は、面倒見の良い上司です。
具体的に言うと、
・困った時に助けてくれる
・丁寧に教えてくれる
・常に気にかけてくれている
などです。
特に最近の若手社員の傾向として、本人が納得しないと動かない傾向があります。
多くのことをきちんと説明することも必要です。
もちろん、プライベートと仕事を分けたい人や、会社の仲間と必要以上に近い関係を望まない人も多いのも、最近の若手社員の特徴です。
部下との適切な距離感にも気を配りながらも、面倒見の良い上司でいるのも大変です。
少し話題から外れましたが、面倒見の良さは、部下からの評判は良いかもしれませんが、部下の育成にとって良いこととは限りません。
常に気にかけることは、上司なので当然です。
部署に与えられた役割を果たすために、きちんと業務を遂行するのが、管理職の役割だからです。
そして、ただ気にかけているだけでなく、気にかけていることが相手に伝わることが大切です。
実際に部下を気にかけていれば、困っていることに気付きます。
その時、助けるのは良いことでしょうか?
何か困ったことがあり、相談に来た時に、答えを与えるのは良いことでしょうか?
何かを教える時、細かい所まで丁寧に教えることが良いことでしょうか?
いずれも、やり過ぎは良くありません。
やり過ぎは、自分で考える機会を奪うことになります。
また、上司への依存心が強くなります。
これは、本当に部下に実力をつけるためには、良くないことです。
部下のことをしっかりと見ながらも、必要以上に助けないことが重要なのです。
そのさじ加減が出来るのも、管理職に必要な現場力の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール

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