神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
業務を現場に任せることは、良いことだと考えています。
現場には現場の知恵があり、それを生かすことは大切です。
そして任された現場社員も前向きに取り組もうとすることが多いです。
しかし、実際に任された現場に入ってみると、どうもうまくいっていないケースを多く見かけます。
現場社員の話を聞いていると困惑している様子です。
その原因の多くは、任せ方にあります。
多くの現場では、テーマや対象だけを課題として与えているようです。
それだけでは、現実的な対応は出来ません。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでも、課題に取り組む前に、確認することがあります。
・会社の方向性
・課題の目的と求められているゴール
・資金や時間、人などの使えるリソース
・対策として検討可能な範囲や時期や期間などの制約条件
などです。
これらが分からないまま検討に入ったり、対応すると、何が起こるでしょうか?
任せた経営者や管理職は満足しません。
満足出来る条件を満たしていないのですから当然です。
そんな時、任された現場社員はどう思うでしょうか?
先に言ってくれたら良いのに・・・
それまでの努力のことを考えると空しく感じ、困惑します。
任された時に、条件を確認しなかった現場社員にも問題はあります。
しかし、きちんと伝えるべきことを伝えずに任せた経営者か管理職にも問題があります。
現場に任せる時には、すべきことがあるのです。
うまく現場に任せるのも、経営者や管理職に必要な現場力の一つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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