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もらった元気は?

同僚のアイデアを褒める仲間たち

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

さまざまな競技の日本代表の頑張りに元気をもらったという人も多いです。その元気は、今、どうですか?

今年は野球から始まって、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ラグビーと日本代表チームが好成績を収めました。それぞれの大会の開催中は話題になり、日本代表チームの試合は注目を集めました。

マスコミでは、日本代表チームの試合結果だけでなく、チーム全体、何人かの選手の思いや努力なども伝えていました。そして、街頭のインタビューでは、結果だけでなく、頑張っている姿から元気をもらった、勇気が湧いてきた、自分も頑張ろうという気持ちになった、などの声が多く聞かれました。

オリンピックなど、スポーツの世界大会が開催され、日本代表が好成績を上げると、必ずと言って良いほど、元気をもらったという人がいます。ところで、もらった元気は、今、どうなっているのでしょうか?

残念ながら、もらった元気の効力は長く続かないようです。自分も頑張ろうと思っているのは、短ければその日一杯です。数日続く人もいるでしょうが、一週間もすれば、ほとんどの人がもらった元気はなくなり、元に戻っています。残念ですが、それが現実です。

他の人が頑張っている姿から刺激を受けることで上がるやる気は、外的モチベーションの一つです。外的モチベーションは、他には上司や同僚などから受ける刺激、職場環境などから受ける刺激が要因となります。つまり、言い方はきついかもしれませんが他力本願です。

一方、外的モチベーションがあるように、内的モチベーションもあります。目標、目指すこと、目指す姿などがあり、それがやる気の素になっているモチベーションです。内的モチベーションは、自分自身がコントロールできます。しかし、これが難しいのです。そして、内的モチベーションで頑張り続けられる人は多くありません。

日本代表チームの活躍のムードに乗るのは良いことです。前向きに頑張るきっかけになるでしょう。しかし、ムードを維持するのは本人にしかできません。

これを従業員に当てはめると、会社として従業員のモチベーションに働きかけることができても、それは外的モチベーションでしかありません。まずは、外的モチベーションにマイナスに作用することを排除することが必要です。その上で、外的モチベーションで頑張るきっかけ、頑張る理由を与えるのです。そして、従業員それぞれの目標や目指すものや目指す姿を知り、その従業員に合った内的モチベーションにプラスの要素を与えることが効果的です。

これを職場で行う場合、人事考課の方法、従業員とのコミュニケーションの取り方、コミュニケーションの場作りが必要です。もちろん、これらを全社で行うならば、その先導役は経営者しかいません。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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