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バスケット男子日本代表のワールドカップの活躍が注目を浴びています。今回の躍進の要因は何だったのでしょうか?
アカツキジャパンと呼ばれるバスケットボール男子日本代表がワールドカップで歴史を塗り変える結果を残しました。今まで国際試合で勝ったことがなかったヨーロッパの国に勝ちました。そして自力でオリンピック出場を決めたのも48年ぶりだそうです。その快挙とも言える活躍に日本中が湧きました。
その要因とされているのが「信じる」を力にすることです。
「信じる」を力にする土台となることが二つありました。一つ目が、共通の目標へのコミットです。アジアで一位になりたい、ではなく、なれると信じることです。二つ目が、新しいスタンダードへのコミットです。目標を達成するために取る戦略が最適であると信じることです。
アカツキジャパンでは、ヘッドコーチが目標を掲げました。それが達成できるとメンバーがコミットしたから、コーチは新しいスタンダード、戦略を提示しました。そしてメンバーがその新しいスタンダードにコミットしました。この二つの土台の上で、コーチはそれが実行出来るように、メンバーに対してより厳しい練習にチャレンジさせました。
ここで「信じる」の視点で整理してみます。
まず、メンバー側です。全員が自分たちは共通の目標が達成できると信じていました。そして、そのために必要な新しいスタンダードが適切で実行できると信じていました。さらに、各自が新しいスタンダードを実行できる、チームに貢献できる、その力があると信じていました。
一方ヘッドコーチは、メンバーが本気で目標を達成したいと思い、新しいスタンダードが最適であると信じ、自分自身の力を信じていることを信じました。そして、メンバーには実現する力があることを信じたのです。
これが「信じる」を力にする全体像です。
多くの経営者や管理職などのリーダーが、このようなチームは理想的だと思うでしょう。しかし、全体像の中には多くの「信じる」が出て来ます。その中の一部だけで良いチームが出来るわけではありません。全てが必要なのです。
このようなチームを作るのはビジネスの世界では簡単ではありません。というよりも現実的ではないかもしれません。ただし、「信じる」を力にすることは会社全体を強くする上で非情に効果的です。全社目標のような大きなものは難しいかもしれませんが、目標をブレイクダウンし、一部に活用出来れば会社の現場力向上に大きく寄与します。ほとんどの会社では、「信じる」を力にするには組織文化や風土を変える必要があります。これを実現するには経営者自らがコミットし、その推進の最前線に立つ必要があります。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!
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