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ヘッドダウンしない

デスクで書類を見て困った様子の人

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

ビジネスは順風満帆とはいかないものです。そして、大切なことは、苦しい時でも顔を上げることです。

NHKに奇跡のレッスンという番組があります。世界最強コーチが子供たちに一週間のレッスンを行うプログラムです。年始に偶然、東京オリンピックで女子バスケットボールチームを銀メダルに導いたトム•ホーバス氏が高校生にレッスンを行う回を観ました。

私は元々バスケットボールをしていました。技術的なこと、戦略的なことも興味深く視聴していました。また、バスケットボールはチームスポーツです。チームをどのようにまとめ、最大のパフォーマンスを出すかについても多くの学ぶべき点がありました。

しかし、ホーブス氏の指導には、それ以外の部分でも興味深く、ビジネスでも参考になることが多く含まれていました。レッスンの中で子供たちは、迷い、悩み、苦しみます。頑張っていますし、真剣に取り組んでいます。それでも、言われた通りのことが出来ません。苦しくて当然です。

プログラムの中で、子供たちがホーブス氏に質問する場面がありました。その時の質問の多くは、メンタルに関係するものでした。特にミスしてチームの雰囲気を悪くしたり、迷惑をかけていると感じている時にどうしたら良いかについて悩んでいる子供たちが多いようでした。

その時のホーブス氏のアドバイスは、

一番良くないのはヘッドダウン。頭を下げたままでいても何も変わらない。顔を上げて、どうすれば良いのか、何が出来るかを考えることが大切。

一種のポジティブ思考ですが、楽観主義ではありません。

また、ヘッドダウンは個人としての成長やパフォーマンスだけに影響を与えるわけではありません。誰か一人でもヘッドダウンしていれば、チーム全体の雰囲気は暗くなり、士気が下がります。そのような状態では力は発揮出来ません。一人がヘッドダウンしていることは、チーム全体のパフォーマンスにも影響を与えるのです。

このレッスンの中で、ホーブス氏が子供たちに頻繁に投げかけていた質問があります。それは、あなたの役割は何ですか?です。チームの一員としての役割を考えた時、ヘッドダウンし、暗い表情をしていることは、どんな意味があるのでしょうか?当然、役割を果たしているとは言えないでしょう。

特にチームのリーダー、キャプテンはヘッドダウンしていては役割を果たしているとは言えません。ところで、会社のリーダー、キャプテンは誰でしょうか?当然、職場では管理職、会社全体では経営者です。その役割を考えれば、どんな状況にあってもヘッドダウンしてはいけないのです。

どんなに苦しい状況にあっても、自分のミスなどが原因で問題が生じても、経営者はヘッドダウンしてはいけないのです。頭を上げ、現状を冷静に見た上で、何が必要か、何が出来るかを考え、前を向いて行動しなくてはならないのです。

本当に経営者は大切です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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