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経営と数値

ビジネスを分析するグラフ

オフィス・ビブラビの長尾です。

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

経営内容は、最終的には数字で表現されます。ところで、事業活動は経営数字と結びつけていますか?

数字が苦手という経営者は少なくありません。そして社員にも数字に疎い人は多いです。

数字と言っても、財務諸表のような一見難しいものだけではありません。一番身近なのは、日々動いているお金でしょう。お金を受け取り、支払っています。そして、その動きを記録しています。いわゆる経理です。

ビジネスは数字で代表的なのは、決算の数字、いわゆる財務諸表です。決算書は一年間の経営結果を表すものです。国に提出する税金の申告書類も財務諸表を元に作られます。また、財務諸表自体も、融資を受けている銀行などの金融機関や、出資を受けている株主への説明に使われます。これが、決算書は経営者の通信簿と呼ばれる所以です。

さらに、事業計画にも数字が出てきます。売上や経費の予算、利益についての計画です。社内にも公開しているでしょう。そして、金融機関に説明を求められるでしょう。

ところで、財務諸表や事業計画は、どれくらいの頻度で見ているのでしょうか?

財務諸表は、出来上がってしばらくの間だけではないでしょうか?あくまでも結果なので、振り返りは必要ですが、何度も見直すことはないでしょう。

一方、事業計画は年度内通して関係あるものです。さまざまな目標、課題などと共に数字的な予算が書かれています。しかし多くの会社では年度の初めが主で、年度末に結果と合わせて検討する程度です。多くて四半期毎でしょうか。しかし、これで年間の事業計画が遂行されるのでしょうか?

ビジネスの結果は、日々行われている小さな判断、決定、行動の積み重ねです。一つひとつは些細で取るに足らないことかもしれません。しかし、それが積み重なり、影響し合ったものがビジネスの結果です。事業計画に書かれている方針や取り組み課題、予算は、ただのお題目ではありません。これらの些細なこととつながっているのです。

もちろん、現場が普段から関連を考えるには、会社全体の事業計画はスケールが大き過ぎ、ふさわしくありません。現場にとって使えるサイズにブレイクダウンされてなくてはなりません。それでも、先に書いた通り数字が苦手な社員も多いです。現場サイズにブレイクダウンされた事業計画を理解出来るように教育することも必要かもしれません。

事業計画を現場が使えるようにブレイクダウンするのも、社員に説明するのも、社員が理解出来るように基本的なことを教えるのも手間のかかることです。しかし、事業計画を現場で実行するには必要です。そして、それを推進するのは経営者しかいません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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