現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
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「私たち」という言葉を
多用する人がいます。
「私たち」という言葉は、
チームの一体感や
統一感を感じさせる
言葉です。
チームや職場の仲間を
「私たち」と総称するのは
好ましい気がします。
ところが現場では、
この「私たち」は
問題を引き起こすことが
意外に多くあります。
特に
意見を伝える時、
「私たち」は
気をつけて使う
必要があります。
「私たち」を使うと、
言っている
本人だけでなく、
何人かの代表として、
代弁していることに
なります。
これには
主張する場面では
効果があります。
同じ意見の人が複数いる
ということなので
意見の客観性を強め、
正当性を高めることに
効果があります。
しかし、
逆に考えると
問題点があります。
一つ目は、
部下から上司に
意見や要望を
伝える場面で
しばしば起こる
問題点です。
中には
違う意見の人がいても
無視したり、
ある意味強引に
同意させられている人が
いることがあります。
言っている本人の
主張を通したいために
他の人を利用している
ケースです。
最初から
他のメンバーの意見を
聞いていないことも
あります。
他のメンバーに聞くと、
必ずしも意見が
同じとは限りません。
部下が
「私たち」を使って
意見を言って来たら
鵜呑みにせず、
他のメンバーにも
確認することが
必要です。
もう一つは、
上司が部下を
指導したり、
説得したりする時に
しばしば起こっている
問題です。
みんな困っている、
みんな同意している、
などの言い方を
する上司がいます。
はっきりと
自分自身の意見だと
伝えるだけ、
意見に自信がないか、
覚悟がないか、
いずれかです。
これは、
上司の伝え方として
逃げていると言われても
仕方ありません。
当然、
説得力に欠け、
事態は収拾しません。
上司として
部下に伝える時は、
確信と覚悟を持って
伝えることが
重要なのです。
「私たち」という言葉は
無意識に使ってしまう
ものです。
「私たち」という言葉を
聞いたり、
使っていることに
気がついたら、
本当に「私たち」なのか
確認することを
お勧めします。
これも、
クリティカルに考える
という、
ビジネスに必要な
現場力の一つです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
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