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プロジェクトの計画で大切な視点

ジグソーパズルのピース

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

プロジェクトは遅延しやすいものです。期限内に完了する可能性は計画に寄るところが大きいです。

プロジェクトを始める前には、計画を立てると思います。しかし、計画通りにプロジェクトが進むことは稀です。想定外のことも起こります。想定以上に時間や手間のかかる工程も出てきます。どれだけ緻密に計画を立てても、机上の空論とは言いませんが、全て計画通りに進むことがないのが現実です。

そこでプロジェクトを計画する場合バッファ、言い換えると余裕を組み込みます。プログラムやシステム開発では、このバッファを組み込むのが当たり前です。しかし、一般の会社ではプロジェクトの計画には不慣れです。ただし、一般の会社のプロジェクトが期限通りに完了しない原因はバッファを組み込んでいないことだけではありません。そもそも計画自体に問題があるケースが多いです。

プロジェクト計画を立てる場合、工程に分け、工程ごとにタスクをリストアップします。そして、タスクをこなすために必要な人材、人員をいかに確保するか検討し、必要な期間を割り出します。その際、重要なポイントとなる工程、複雑な工程、難易度の高い工程をどうするかに注目します。そして、これらの工程の進捗に注意を向けます。

プロジェクトの工程の中には、単独で取り掛かれるものもあります。一方、ある工程が終わらなければ取り掛かれない工程があります。実は計画で重要なのは、前の工程が終わらなければ取り掛かれない工程です。順番にしか取り掛かれない一連の工程をパスと言います。そして、最も期間が長く必要なパスをクリティカルパスと言います。

このクリティカルパスには必ずしも注目を引くような工程が含まれているとは限りません。何とかなる工程としか見られないのです。そのため、クリティカルパスの進捗に注意が向けられていないことが多く起こっています。しかし、プロジェクトの完了のカギはクリティカルパスが握っているのです。

プロジェクトを期限内に終わらせるには、パスを意識し、クリティカルパスに注目して計画を立てることが大切です。そして、クリティカルパスの進捗に最も注意を払わなくてはなりません。

つい人は目立つ工程に目が向きがちです。しかし、クリティカルパスに注意を向けることが重要です。プロジェクト担当者は近視眼的になりがちです。プロジェクトを俯瞰し、クリティカルパスに注意を向けさせることが出来るのは経営者しかいません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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