会社が行う意思決定の中で、重要なものの一つは目標です。適切な目標を決めるにはいくつかポイントがありますが、その中でも重要なものの一つがビジョンと整合性があるかどうかです。
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目標は明確に示すことで組織を動かす
会社が目標を明確に示すことは必要です。会社には複数の人が働いています。事業を行うには、社内の人たちをまとめなくてはなりません。
社員は日々の業務をこなしてくれますが、業務の中ではさまざまな判断をしています。その判断基準、優先順位付けのためにも目標は意味があります。目標を決め、示し、掲げることで、会社という組織の行動を一定の方向に進ませることが出来ます。
目標を達成するとどうなる?
社内を一定の方向に進ませる効果があるのが目標です。ところで、目標を達成することに何の意味があるのでしょうか?
多くの会社で見られる目標に、売り上げ目標があります。売り上げが多く上がれば、会社は利益を上げられるでしょう。会社が成長するでしょう。では、その後どうなるのでしょう?
翌年は、もっと高い売り上げ目標が立てられるでしょう。目標達成することは、社員にとって、どんな意味があるのでしょうか?ただ仕事が厳しくなるだけでしょうか?それで社員は頑張り続けてくれるでしょうか?
そもそも立てた目標は会社にとって、どんな意味があるのでしょうか?目標を達成すると、会社はどうなるのでしょうか?
この問いに答えられるかどうか、そして社員が頑張ろうと思えるかどうかが重要です。そのためには、その問いの答えは、目標を達成することで会社が掲げたビジョンの実現に近づくことであることが必要なのです。
目標はビジョン実現のマイルストーン
ビジョンの実現のためには多くの要素が関係します。例えば、多くのビジョンに必要な要素の例としては、売り上げ規模、マーケットでのシェア、マーケットの範囲、会社の規模、企業イメージ、商品力などがあります。そして、これらそれぞれの中にも多くの要素があります。これらのビジョン実現に必要な要素を細分化ものが目標の対象となります。
さらに、ビジョン実現に必要な条件を短期間で満たすことは現実的ではありません。そこで、目標は一年間など、比較的短期間で目指せるレベルに設定します。
目標は、
- ビジョン実現に必要な要素をブレイクダウンして、満たさなくてはならない条件を整理うる
- 条件を満たす行程、ロードマップを作る
この二つを行った上で、決めなくてはなりません。
目標は単独で成立するものではありません。目標は達成することでビジョン実現に近づくマイルストーンなのです。
適切な目標はビジョン実現に対して効果的
目標達成になくてはならないのが社員の協力です。ところが、挑戦的で刺激的であっても、多くの目標は社員にとって負担が大きいものです。少なくとも魅力的に感じる社員は多くありません。そこで会社として出来ることは、掲げているビジョン実現に向かって目標が立てられていることを社員に示すことです。
目標の達成がビジョンの実現に近づくことを社員がイメージするのは難しいことです。目標を見ても、ビジョンとの関係性が見えにくいからです。目標はビジョン実現に必要な要素が細分化された上に、ロードマップの中の短期間だけを切り取ったものです。ビジョン実現とどのように関係があるのかが分かりにくくて当たり前です。
社員に協力してもらうために必要なことは
- ビジョン実現に必要な要素をブレイクダウンしたものを示す
- ビジョン実現に必要な条件を満たすまでのロードマップを示す
- 上記二つと関連付けて目標を説明する
の三つです。当然、会社が、これらを説明出来るように目標を決めていることが前提となります。
ビジョンと整合性のある、適切に決められた目標は、社員の納得を得られる可能性を上げ、社員の協力を得られやすくなります。その結果、達成される可能性も高まります。そしてビジョン実現に近づく可能性も高くなるのです。ビジョン実現には、適切な目標は効果的なのです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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長尾洋介プロフィール
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