プロの仕事人にはセルフマネジメントが大切と言われています。そして、その根底には、自らが自らに対してリーダーシップを発揮するための自分自身の軸が必要です。
目次
自分が自分のリーダーであるには軸が必要
リーダーには軸となるものが必要です。例えば、
- 価値観
- ミッション(使命)
- ビジョン
です。
軸が必要なのは、組織やチームのリーダーだけではありません。自分が自分のリーダーであるためにも、軸は必要です。
軸が定まっていれば、言動や判断に一貫性があり、整合性を保つことが出来ます。もし、軸が定まっていなかったり、ぶれると何が起こるでしょうか?
行動は行き当たりばったりになり、何かを達成することも難しいでしょう。目標もなく、時間を無駄に過ごすかもしれません。そして、優柔不断で当てに出来ない人として、他の人から信用されないかもしれません。
自分が自分のリーダーであり、自らを律するには、自分の軸を持つことが必要なのです。
軸を決める時の注意
自分の軸として、ミッションやビジョン、価値観は、ただ思っているだけでは不十分です。明確に表し、決めなくてはなりません。つまり、文章などで表現することが必要です。
ところが、明確に表し、決めようとすると、人は邪念が入ります。人に知られた時のことを考え、恥ずかしくない内容にしようとするのです。人の目を気にして作る軸は、どうしてもきれいごとになりがちです。つまり、本音ではないのです。
しかし、自分の軸は、きれいごとで決めてはいけません。何よりも本音を表現することが重要です。それが本音ならば、他人に見られて恥ずかしい内容でも良いのです。そして、軸を決めるために考えることを通して、自分自身を見つめ直すことも価値のあることです。
また、一度決めた軸にこだわり過ぎてもいけません。人は生きていく中で、多くの人に会い、情報を得、出来事に遭遇します。それらを通して、興味を持つものや、目指すものが変わることがあるものです。軸は定期的に見直し、変えて良いのです。
軸は、きれいごとを並べてはいけません。そして、将来変えて良いのです。ですので、その時の本音で表現し、決めることが大切なのです。
軸を決め、従うのは自分自身
軸は誰か他の人のために決めるのではありません。どのような軸にするかを決める時、誰かの意見に従う必要もありません。なぜなら、軸は自分自身のためのものだからです。
自分の軸を決めるのは自分です。そして自分で決めた軸に従って生きるのも自分です。
自分の軸を考えることは、自分自身を見直す機会になります。自分で決めた軸に従うことは、言動や判断に一貫性と整合性をもたらします。そのことは、他の人へ信頼感を与えることになるでしょう。
しかし、軸を決めるのは、何よりも自分自身のためです。軸を決め、軸に従って生きることで、自分が自分のリーダーになれます。このことが、主体的に生きるために必要なことなのです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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