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オフィス・ビブラビの長尾です。
前回に続いて、近江商人の「経営理念」について考えてみます。
日本の先人の知恵は、日本で、日本人相手にビジネスをする上で参考になることが多いものです。
今回は、「押し込め隠居」です。
目次
押し込め隠居
近江商人は、良い状態でビジネスを長く続けるために、使用人だけでなく、経営者にも厳しかったようです。
その代表的なのが、「押し込め隠居」です。
経営者にも厳しい
先代や親族が合議で決めれば、経営者を罷免することが出来たのです。
会社を私物化することなく、自分の子息でも経営能力がない場合には当主の座を譲らず、不心得な経営者を罷免する仕組み。
このような仕組みを通して、経営者にも、後継者に対しても、常におごりや慢心を戒めていたのです。
事業永続が第一
つまり近江商人は、社員に対してだけでなく、経営者に対しても、真摯に仕事に取り組むことを自ら課していたのです。このような仕組みは、「事業を永続させる」ことを第一に考え、それを実現する「強い意思」の表れです。
そして、それを貫き通した。
こんなところも、今の時代にも参考になることが多い理由があるのだと思います。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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