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【ホウレンソウは社員に求めるだけのこと?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
仕事ではホウレンソウが大切だと言われています。
ホウレンソウが大切なのは社員だけでしょうか?


ご存知でしょうが、ホウレンソウとは、「報告」「連絡」「相談」それぞれの始めの漢字を取って続けたものです。
報告、連絡はビジネスパーソンとして当然求められることです。
そして、組織の一員である限り、上長へ相談することなく仕事を進めることは許されません。
ホウレンソウをきちんと行うことは、仕事の基本です。
それでは、ホウレンソウは社員だけが行えば良いのでしょうか?
実は、経営者や管理職もホウレンソウを行うことが重要です。
最近は、部下の方が最新の知識を持っていることも多いです。
部下しか持っていない知識やスキルもあります。
また、部下の意見やアイデアには、経営者や管理職には思い付かないものが出て来る可能性があります。
多様性の時代には、そのような部下の意見も活用する必要があります。
結局、部下に相談する方が、より良い意思決定につながる可能性が高くなるのです。
また、相談された部下も、自分の意見が反映されることでモチベーションも上がるでしょうし、より仕事を自分事として取り組む可能性が高くなります。
経営者や管理職から部下に相談するのは、プライドが邪魔するかもしれません。
しかし、部下に相談することは、多くの利点があるので、望ましいことです。
一方、報告と連絡は、相談のように望ましいことではなく、経営者や管理職も部下に対して、しなくてはならないことです。
判断を仰いだのに返事がない。
お願いしたことが、どうなっているのか分からない。
このようなことがあると、社員の仕事は止まり、遅れます。
そして、不満を感じるようになり、やる気も減退します。
これが多くの会社で起こっていることです。
経営者自ら報告と連絡を徹底して行う。
社員に相談して社員を活かす。
その効果を理解し、実行しているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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