ビブラビ記事一覧

【会議で参加者の顔色を見ることは必要か?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議で議論している時、参加者全員が笑顔なことはほとんどありません。
表情だけでなく、しぐさで不満を表現している参加者もいるものです。
そのような参加者に対して、ファシリテーターは何かする方が良いのでしょうか?
それとも、あえて発言して表明しない限り、賛同していない雰囲気の参加者を放っておいて良いのでしょうか?


議論の進み方や方向性、結論に不満そうな参加者がいると、ファシリテーターは気になるものです。
中には、議論をスムーズに進めるために、気付いても無視する人もいます。
気付くと気になるので、全く顔色を見ないことにしている人もいます。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、参加者の顔色を見ることを勧めています。
不満そうな表情やしぐさは、信号で言えば黄信号です。
ファシリテーションでは、「黄信号は止まれ」です。
不満の理由や、何か腑に落ちない理由には、より良い結論にたどり着くために必要な何かに気付くきっかけになることは多いものです。
その会議の目標は、結論を出すことであっても、そもそも会議の目的は、より良い結論を出すことです。
そして、忘れてはいけないのは、より良い結論を出すことは、会議の目的であって、そもそもの目的ではないことです。
そもそもの目的は、問題を解決するなど、何らかの成果を出すことです。
会議で決まったことは、その後の仕事に影響を与えます。
決まったことを、業務の中に反映したり、実行する時、実際に実行する社員の気持ちが実行の質に影響を与え、結果にも影響します。
参加者の不満を軽く考えてはいけません。
会議の間の参加者の顔色を見て、対応することには価値があるのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP