神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
他人の意見を聞くことには価値があります。
しかし実際は簡単ではありません。
目次
他人の意見やアイデアを聞くのは良いこと
他人の意見やアイデアを聞くことは、良いことだと言われています。
一人の人の考えには限界があります。
情報や知識にも限界がありますし、特定の思考パターンがあります。
そして何より、経験などから形成された価値観もあります。
ですので、一人で思いつくアイデアには限界があり、結論も偏ります。
他の人は自分とは違う知識や情報を持っていて、別の思考パターン、価値観を持っています。
当然、思いつくアイデアも違うでしょうし、意見も違うでしょう。
意見の違いを違いとして受け取るのは難しい
それは違いであって、どちらかが正しく、どちらかが間違っているという話ではありません。
ところが、違った意見に対して、正しいか間違っているかを考えてしまいがちです。
どちらかが正しいかを考え始めると、相手のアイデアや意見をきちんと理解することは出来ません。
意見の違いの背景にあるものの違いを見ようとする姿勢が重要です。
しかし、実際には簡単ではありません。
人は、つい自分の意見が正しいことを説明し、説得したくなります。
違いを違いとして受け取れないのはお互い様
実は、これは相手も同じです。
意見を求められて答えたならばなおさらです。
意見を求めてきて、賛同されないと不愉快に感じる人が多いです。
意見を尋ねた時、意見に従わないことが理由で不機嫌になられると、他の人に意見を求めるのをちゅうちょしたくなります。
だかあこれもまた、他人の意見を聞くのが難しい理由の1つです。
だからこそ他人の意見を聞けることに価値がある
それでも、他人の意見を聞くことをお勧めします。
別の視点や情報に基づいた他人の意見を聞くことで、より良い結論に至ることが出来るからです。
極端な言い方をすれば、他人の意見を聞かず、自分一人で考えた意見が一番だと考えるのは過信です。
他人の意見に全く耳を貸さず、参考にもせず、再考しないのは、自分の意見への執着でしかありません。
もちろん、意見を求め、聞いたからといって、相手の意見に従わなくてはならないわけではありません。
自分にはない知識や情報、視点を知り、それを考慮に入れて考えた上で、自分の意見を見直せば良いのです。
時には他人の意見を聞き、自分の考えから離れることが大切なのです。
これを意識して行なっているのも、現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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