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【議論が迷走する原因と対処法】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
議論が迷走することはありませんか?
そんな時、参加者は真面目に議論しているのにかみ合わず、結論が出るきっかけも見いだせない状態になります。
どうすれば良いのでしょうか?


このような事態になると、ファシリテーターは焦るものです。
参加者のフラストレーションもたまり、雰囲気も悪くなるので当然です。
そんな時、ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、少し立ち止まることを勧めています。
そして、現在の状況を冷静に分析し、何が原因なのかを話し合います。
議論が迷走する原因は、主に二つです。
一つ目は、話し合っているテーマが広すぎることです。
あるテーマについて議論していて、かみ合わなくなった場合、論点が複数ないかどうか確認します。
複数の論点を同時に話し合うと、議論は深まらず、まとまりません。
テーマをいくつかに分けて話し合うことで、議論がかみ合うようになります。
もう一つは、テーマがすり替わっていることです。
例えば対策を検討している時、議論が盛り上がり、白熱すると、意見や主張の戦いになります。
論理的に主張されている意見に違いがある場合、違いは主に
・現状評価や認識の違い
・優先順位の違い
の二点にあります。
現状評価や認識は対策を考える前提であり、優先順位は対策を評価し選択する前提となるものです。
対策を検討するのと、前提となることを議論するのとでは論点が違います。
いずれにしても、議論が迷走する原因は論点にあることが多いものです。
ファシリテーターは論点を見直すように介入することが有効です。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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