神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ブレインストーミングの目的は、アイデアを出すことです。
多くのアイデアを出してもらおうと、働きかけるのですが、十分に出て来ないことがあります。
何かしなければ、アイデアは出ないままです。
ただプレッシャーをかけるだけでは、その状況は変わりません。
原因に応じて対処しなくてはなりませんが、何が原因なのでしょうか?
原因は主に3つです。
1.何について考えているかが、きちんと伝わっていない
テーマや範囲などが明確に伝わっていないことが原因で、参加者は何を考えたら良いか分かっていない状態です。
2.テーマの大きさが適切でない
テーマや範囲が大き過ぎても小さ過ぎても、アイデアは出にくいものです。
3.参加者が考えたり、発言する気がない
どの会社や部署にも、それまでの経験から学び、身に付いた習性のような行動パターンがあります。
考えることや、発言することを、無駄だと考えたり、避けたいと考えていることが原因の場合があります。
参加者が不真面目だと判断してしまいがちですが、実はそうではありません。
現実には、多くの会社で見受けられる原因です。
以上のように主な原因は3つです。
私がワーク・ブレイクダウン・プログラムでファシリテーターとしている時、アイデアが出ない場合にまずすることは、参加者の言動や態度などを注意深く観察することです。
そして、想定した原因に対して対処していき、状況の変化を観察し、真の原因かどうかを見極めます。
このような介入を続けながら、生産的な議論を進めていくのがファシリテーターの重要な役割の一つなのです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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