神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
部下に資料のコピーを頼むことは日常的にあることだと思います。
そんな時に、思っていた通りのコピーが上がって来ないことがあるようです。
社員の育成について話していると、自社の社員が有能ではない例の1つとして、時々出てくる話です。
うちの社員は、コピー1つまともにとれないですよ。
やはり、この社員は能力が低いのでしょうか?
この1件について言うと、能力が低いわけでもないケースが多いです。
この資料を10部コピーとって
このように私が指示されたら、多くの質問をしなくてはなりません。
コピーのサイズは?
片面か両面か?
1枚ごとか、部単位か?
部単位だとしたら、ホッチキスで止めるのか?
止めるとしたら場所はどこか?
止める向きは垂直か水平か斜めか?
そもそも、コピー機はどこにあるのか?
などなど。
コピー1つとるのにも、知らなくてはならないことがたくさんあります。
私のような部外者は、その会社の当たり前を知りません。
資料の表題を見ただけでは、どのような体裁で仕上げるのかも知りません。
指示する場合は、指示をこなすために必要なこと全てを、一度ブレイクダウンしてみます。
そして相手が知らないことがあれば、伝える必要があります。
確かに優秀な社員であれば、知らないことを質問したり、確認するでしょう。
しかし、以前に質問した時に、面倒臭そうにされたり、批判されたりした経験があると、質問することをためらったり、諦めたりするようになっているのかもしれません。
実は、そんな部下の本音をいろんなところで聞きます。
指示通りのことをしてくれないとしても、それは部下に能力が足りない、優秀ではないことが理由ではないことがあります。
指示通りのことをしてもらうには、指示する側にも改善出来ることも多いものです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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