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【注意喚起の効果の限界と問題点(2・終)】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
前回に続いて、
JRの駅のホームでの
歩きスマホを止めるように
呼び掛けるアナウンスを聞いて、
浮かんだ疑問についてです。
前回は、
何か悪いことが起こるから
という形での
注意喚起や指導の効果は
限定的だと書きました。
今回は、
何か自分にとって
悪いことが起こるから
止めるように訴える方法の
別の問題点について
考えてみます。
それは
そもそもの問題点
です。


歩きスマホが
良くないのは、
他人にとって迷惑
だからです。
歩きスマホをしている人が
電車と接触したり、
線路に落ちたりして
怪我をするのは
自業自得です。
厳しい言い方をすると
自己責任です。
ところが、
事故が起これば
電車が止まり、
ダイヤが乱れることで
多くの人に
迷惑がかかります。
前をしっかり見ないで
歩いているのですから
周囲の人と
ぶつかる可能性も高いです。
正面から人が歩いて来ると
お互いに少しずつ
譲り合ってすれ違います。
ところが、
歩きスマホの人と
すれ違う時は
すれ違う人だけが
譲らないと
ぶつかりそうになります。
ホームで電車を待つために
並んでいる時に
ぶつかられたことも
あります。
自分に悪いことが
起こらないことだけを
歩きスマホを止める理由として
訴える方が
効果が高いかもしれません。
それでも、
他の人に迷惑をかけない
という視点も重要です。
前回のブログでも
書きましたが、
仕事上の注意や指導も
同じことが言えます。
ルールを守らないと
その影響は
その内容によっては、
同じ職場の同僚、
他部署の社員、
お客様、
会社全体
に及びます。
自分の行動が
他の人に
どんな影響があるかを
考える習慣を
身につけることは、
組織の一員として
重要なことです。
自分のために
と同じくらい
他人のために
について考えて
行動することを
意識付けるのは
普段の指導の中で
大切なことだと
考えています。
注意や指導は
短期的な効果よりも
長期的な効果を考えて
することをお勧めしています。
それが、
社員の視野を広げ、
成長させること、
そして現場力の強化にも
つながるのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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