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ビジネスは確からしさの世界

ゴルフのグリーン上のピンとホール

ビジネスを行う限りは、成功したいと思うのは当然です。とは言え、確実を求めることも出来ないのがビジネスです。

ビジネスに100%確実はない

ビジネスはお金を投資し、時間を割き、人を巻き込んで行います。確実に成功したい、成功しなくてはならないと思うのは当然です。100%確実に成功する戦略や方法があると良いのですが、そのようなものはありません。残念ながら、ビジネスに確実はありません。

例えば、どのように素晴らしい商品があったとしても、全員が買ってくれるわけではありません。全員が価値を感じ、必要だと思い、欲しいと思う商品はないからです。同じカテゴリーの商品が他社からも販売されている場合、中には他の会社の商品を好む人もいます。最高と言われるすごい営業の人でも、会う人全員に買ってもらうことは出来ないどころか、商談に入った人全ての人から買ってもらうことも出来ません。

考えてみれば100%確実などないことは当たり前のことです。それでも求めたくなるのが人というものです。しかし100%確実なものはないことを受け入れなくてはなりません。その上で、どうするかを考えることが必要です。

ビジネスは確からしさの中で成功を目指す世界

ビジネスに確実はないとすれば、ビジネスの世界はどのような世界なのでしょうか?

  • 欲しいと思っている人にアプローチする
  • 欲しいと思っている人から自社を選んでもらう

これら二つが成功の鍵を握る世界です。

言い換えると、

  • 自社が提供しているカテゴリーの商品やサービスを欲しい人にアプローチする確率を高める
  • アプローチ出来た人に自社を選んでもらう確率を高める

です。

いずれも決して100%にはなりません。出来ることは、確からしさを上げることだけです。

どうすれば、

  • より多くの人に欲しいと思ってもらえるものを提供出来るか
  • 欲しいと思っている人の割合の多い所にアプローチ出来るか
  • アプローチ出来た人から買ってもらえる確率を上げられるか

という視点が必要です。

確実なものはないならば、それを受け入れた上で、どうすれば可能性を高められるのかで競争しているのがビジネスの世界です。

100%を目指さなくては確からしさは上がらない

ビジネスに100%確実はなく、可能性を高めなくてはなりません。しかし、現実に取り組むのは簡単ではありません。人は無駄なことをしたくないのと同時に、失敗したくないからです。

欲しい人が多い商品やサービスを見つける過程や、欲しい人がどこにいるかを見つける過程では、必ず欲しくないという人に出会います。欲しい人に自社を選んでもらう過程でも、他社を選ぶ人に出会います。これらは頭では分かっていても、嫌なことです。

打率の高さで有名な野球選手イチローであっても半分以上の打席ではヒットを打てていません。営業パーソンは業界によりますが、三割の成約率で一流と言われますので、七割のお客様には断られています。つまり失敗の方が多いのです。

イチローも一流の営業パーソンも失敗が好きなわけではないはずです。それでも100%を目指しているから、高い成績を収めることが出来ているのです。

これらの事実を知っても、失敗が平気になることはないでしょう。100%を目指さなければ、失敗しても辛く感じることが少ないかもしれません。しかし、そのような姿勢で取り組んでも確からしさは上がりません。確からしさを上げるには、100%にならないことを受け入れながら、100%を目指し続けることが必要なのです。

100%確実ではなことを受け入れた上で、100%の結果を目指すしか、確からしさを上げる方法はありません。そして、その結果が、他社と比較して確からしさを上げ、成功する可能性を高めるのです。

100%確実を求めず目指す姿勢

100%確実を求めれば、社内外の人に非現実的で、不可能なことを要求することになります。結果には落胆することになるでしょう。相手を責めるかもしれません。相手は、不要に大きなプレッシャーを受け、疲弊し、理不尽に責められていると感じるでしょう。それで結果として、ビジネスはうまくいくのでしょうか?

ビジネスは確からしさを高めることで競争する世界です。そのために重要なのは、100%確実を目指して取り組むことなのです。

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