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従業員の声の扱い方

経営者の現場力

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
従業員の声は、経営者に届いていますか?
届いた声を、どのように扱っていますか?
経営者の現場力

教科書的に言えば、
経営者は従業員の声に耳を傾けるべきである!
と言われています。
現場で働いている従業員は多くの情報を持っています。
経営者のネットワークからは入って来ない情報もあるでしょう。
経営者が持っている情報と違うこともあるかもしれません。
いずれにしても、従業員を通して入るお客様の動向、お客様などを通して得た競合他社やマーケットの情報などは、経営判断を行う上で価値のある情報です。
ところが経営者が従業員から話を聞こうとすると、経営判断に役に立つ情報以外のことも耳に入ります。
たとえば、社内の業務上の問題点、従業員の仕事や職場への不満です。
現実には、業務上の問題点であっても、従業員の不満を絡めて伝えて来ることが多いです。
当然、経営者として楽しい話ではありません。
なぜ従業員が経営者に社内のことで不満を伝えて来るのでしょうか?
伝えて来た時には、どうすれば良いのでしょうか?
頑張っていることをアピールしたい従業員もいます。
その人には、頑張りを認めたり、ガス抜きになるようにしっかり聞けば十分でしょう。
経営者としては、従業員の不満を聞き、対処するのはしんどいことです。
経営者はいろいろと大変なことを抱えているものです。
社内のことでわずらわされたくないと思うでしょう。
社内の人は不満はあっても黙って協力して欲しいと思うのも自然なことです。
そこで経営者によっては、従業員に話を聞けば、仕事は大変だと言うものだから聞かないという人もいます。
中には従業員の不満は聞く必要はないと言う人もいます。
しかし、現場の声を聞かなければ、何が起こるのでしょうか?
従業員は、経営者が聞いてくれないと分かると、伝えることを止めるでしょう。
頑張りを認められず、ガス抜きも出来ないことで不満が募った従業員は辞めていくかもしれません。
さらに、本当に改善しないと業務上大きな問題に発展するかもしれないことも伝わって来なくなるかもしれません。
社外の有益な情報も入って来なくなるかもしれません。
クレームは金、という言葉があります。
これは、お客様からのクレームは耳の痛い話ですが、改善のヒントを得られるチャンスだと考えることを勧める言葉です。
これは従業員の不満にも共通しているかもしれません。
現場には従業員から聞かなければ知ることの出来ない貴重な情報もあるからです。
従業員の話は楽しいことばかりではなく、しんどいことも多いでしょう。
それでも、それには価値があると思い、耳を傾けている経営者も多くいます。
だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。
そして支援したいと思っています。
応援しています!

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