現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
先日和歌山で発生した
発砲立てこもり事件は
犯人の自殺という形で
終わりました。
この事件では、
警察の対応について
批判も出ているようです。
このようなケースは、
経営者や管理職が
意志決定を考える上で
参考になります。
もしあなたがこの事件の
対応責任者だったら
どうしていましたか?
意志決定に至るプロセスを
考えていきます。
前回はミッションを遂行する上の
条件を整理しました。
今回は、
選択肢のリストアップと評価
です。
選択肢をリストアップした上で
評価するには
与えられた条件に優先順位を
つけることが重要です。
今回のケースの場合、
一番優先されるのが
周辺住民など一般市民の安全です。
次は、
警察官の安全と
犯人を生きたまま確保することが
ほぼ同等ではないかと考えます。
そして一番優先順位が低いのが
出来るだけ早く解決することです。
優先順位をはっきりさせた上で
選択肢を評価していくという
順番が大切です。
まず犯人を発見した時の
選択肢です。
職務質問のように声をかけると
相手はピストルで
撃ってくる可能性がありますので、
警官の安全と、
流れ弾での周囲の人の安全を考えると
相応しくないと思います。
拳銃で威嚇しながら
追いかける方法もありますが、
一般市民のいる住宅街での
銃撃戦となる可能性があり、
犯人、警官、一般市民共に
死傷の可能性が出ますので、
これも相応しくないと思います。
もし気づかれないように
近づけることが出来るならば
直接確保することが
望ましいと思います。
相手も警戒しているので
相手がピストルを持っている場合、
刺激しないように注意しながら後を追い、
追い詰める選択肢が現実的だと思います。
次に追い詰め、
立てこもった後の選択肢です。
武装した警官隊が踏み込む方法は、
解決は早いかもしれませんが、
犯人、警官共に死傷の可能性があり、
かつ一般市民への危険も考えると、
相応しくないと思われます。
狙撃犯などが犯人を射殺する方法は、
同じく解決は早く、
警官や一般市民は安全かもしれませんが、
犯人を生きて確保することは難しく、
これも相応しくないと思われます。
武器を置いて投降するように
交渉し、説得する方法は、
時間がかかる可能性は高いですが、
犯人、警官、一般市民に
死傷者を出さずに解決するには
適切な選択肢だと思います。
今回は
選択肢のリストアップと評価
について考えました。
条件に優先順位をつけ、
選択肢をリストアップし、
評価していく手順を踏むことが
重要です。
次のブログでは、
現場への指示
について考えていきます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
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