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先日テレビで
過労死に関連して
持ち帰り残業に
触れていました。
労務管理は経営上の
重要課題になっています。
ただし、
労務管理と
生産性や
社員の育成とを
合わせて考えると、
問題は簡単ではありません。
その番組では、
ある会社の新入社員への
労務管理の実例を
紹介していました。
過度な残業をさせない、
持ち帰り残業をさせない、
そのための取り組みの
好例として
取り上げていました。
その社員は
その日、
5つの資料を作成する
予定でしたが、
1つしか
終えられませんでした。
その進捗状況を
上司にメールで報告し
定時で帰ります。
翌朝のチームの
ミーティングで、
進捗状況が共有され、
支援を行う、
といった内容でした。
ところで、
残りの4つの資料は
誰がするのでしょうか?
期限の迫っている資料なら
どうするのでしょうか?
作成する資料の
5つという数が、
平均的な社員にとって
多いのか少ないのか
分かりません。
しかし、
その新入社員に与えたのなら
こなせると判断したか、
こなせるようになって欲しい数
だと想像できます。
資料の作成には
進捗に影響を与える
相手がいません。
本人の作業です。
本人の仕事への
取り組み姿勢や
熱意の問題ではありません。
生産性の低さが
問題なのです。
会社全体の生産性が
低いことを許すか、
他の社員の負担を増やして
何とか維持するか、
本人に出来るまでさせるか
しかありません。
さて、
どうしますか?
テレビで紹介されていた社員は、
幸せそうでした。
ニコニコ笑っていました。
悪びれる様子もなく、
笑顔も卑屈なものではなく
屈託のないものでした。
良い会社と
言えるのでしょう。
ところで、
その新入社員には、
責任感は
あるのでしょうか?
向上心は
あるのでしょうか?
プライドは
あるのでしょうか?
真面目に
一生懸命仕事していれば、
このままで許すことが
良いことなのでしょうか?
許すことが、
求められて
いるのでしょうか?
そんなはずはありません。
何とかしなくては
なりません。
社員を育成し、
生産性を上げることは、
どこの会社でも
重要な課題なのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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