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否定的な社員の反応を考える

 社員に対して何か指示した時、

否定的な反応をされることがあります。
経営者や管理職ならば、
誰もが経験したことがあると思います。


嫌そうな顔
不満そうな顔
質問の形をとった反論
ストレートな反論や拒否


どんな形であっても、
気分は良くありません。


 誰でも、頼みごとをして断られるのは嫌なものです。

しかし、経営者や管理職は立場上、
頼んだり、指示したり、命令することを
避けることは出来ません。


仕事なんだから、言うことをきけ
と思ってしまうのは当然です。
ただ、だからといって、頭ごなしに押し付けても
うまくいくわけではありません。
相手も人間です。機械ではありません。
感情もあります。
人間関係も、指示した仕事の結果も
頭ごなしではうまくいかないことがあるのです。


では、どうすれば良いのでしょうか?


お勧めする解決策は、
相手が拒否する理由から出発することです。


相手も、仕事をするために会社に来ていることは
分かっているはずです。
そして、上司や経営者の言うことに素直に従わないことが、
自分の社員という立場にとってプラスになるとも
思っていないはずです。


それでも、何故拒否するのか?


それは、本人に聞いてみないとわかりません。
考えてみると当たり前のことです。


でも、これが結構難しいのです。


まず、聞く必要がないと考えている
社長や管理職が多いです。


相手がどんな人物か分かっている
拒否する理由は分かっている
と思っている
思いたい
場合もあります。
それは過去の経験から正しいことも多いです。
しかし、違ってる、思い込みのこともあります。


そして、文字通り、
仕事なんだから、上役が言うことに従うのが
当たり前、だから聞く必要などない
と考えている場合もあります。



次に、実際に本人に聞く場合を考えてみます。
何か理由を答えてくれると思います。
上役から聞かれているのですから、
何も理由を言わないことはないでしょう。


では、それは本当の理由でしょうか?


それがポイントです。


相手にとって、社長や上司は、
仕事上、影響力を持っている人であり、
ほとんど毎日顔を合わせたり、
話をする相手です。
嫌われたくないし
やる気がないと思われたくないし
能力がないと思われたくない
相手です。


ですので、当たり障りのない理由を並べます。
どの理由も、全くの嘘ではなく、
理由の一つです。
ただし、本当の、一番の理由ではない可能性があります。


何か言いたくない事情を抱えていたり
どうしても折り合えない相手がいたり
します。
その折り合えない相手が上司かもしれません。


本人も言いたくなければ、
上司も聞きたくないことが
出てくる可能性もあります。
だから、本能的に避けるのかもしれません。


でも、長い目で見れば、大切なことです。
全てが停滞したり、ギクシャクしているならば、
思い切って踏み込んでみることが
必要です。


そして、この場面で一番ありがちなことがあります。


それは、理由を聞いている形をとっているのですが、
実際には、説得しているのです。
先程お話した表面的な理由に対処することもあれば、
その理由を却下することもあります。
その上で、「イエス」を言わせるパターンです。
これは、交渉であり、説得です。
そして、「あの時、イエスと言った」と
言質を取る方法です。


明らかに仕事から逃げていたり、
怠惰であったり、ミスが多いスタッフを
指導する場合には必要なことです。
ただし、このやり方を多様すると、
社員は、一層、本音を言わなくなります。


しかし、もしかして一番怖いのは、
常に従順なことかもしれません。
そんな時こそ、時には立ち止まって、
社員の本音を聞く機会を作る必要があります。


溜まり溜まったモノが一気に噴き出すと、
本当に収拾がつかなくなります。

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