神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
人の意見を聞くことは価値があります。
その時、賛成してくれる人が多くありませんか？

１人で考えるには限界があります。
他の人に意見を求めると、新しいアイデアが聞けるかもしれません。
経営者の意思決定は、会社の将来にとっても重要なものが多いです。
従業員や社外の人から意見を聞くのには価値があります。
ところで、人の意見を聞いた時、どのような答えが多いですか？
賛成の意見が多いのではないでしょうか？
では、賛成意見が多いことで良い考えだと自信を持って良いのでしょうか？
実はそうではありません。
人の考えに反対するのは、根拠とそれなりの勇気が必要なものです。
人に意見を聞くとしても、考えた上で出した結論です。
思いつきや感覚で、簡単に反対することは出来ません。
賛成してくれることを期待して相談する人も多いです。
反対することで気分を害すかもしれません。
関係が悪くなるかもしれません。
特に従業員の場合、経営者の意見に反対することは、安心を脅かすことになるかもしれません。
いずれにしても、よほどでなければ反対しにくいものです。
もちろん、本心で賛成の人もいるでしょう。
一般的に妥当な意見ならば、半数以上が賛成かもしれません。
突飛な意見だとしても１、２割は同じ意見の人もいるものです。
しかし、本当は賛成ではないけれど、反対とは言えない人が多くいることを忘れてはいけません。
例え、聞いた全員が賛成したとしても、反対意見がないと思うのは危険です。
もし、反対意見を言う人がいたら、その意見と根拠には、しっかりと耳を傾けることが重要です。
重要な意思決定ならば必ず反対意見を踏まえて、改めて考えることをお勧めします。
さまざまな理由から、経営者の考えに対して意見を聞けば、現実以上に賛成意見が聞けるのです。
言い換えると、経営者にはイエスマンが実質以上に多くなるのです。
そのことを理解した上で、人の意見を聞き、より良い意思決定をすることを心がけているのも、現場力の強い経営者の特長の１つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール

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長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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