神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
成功体験は、個人にとっても、会社のような組織にも大切だと言われています。
しかし、それが良い方に出ることも、悪い方に出ることもあります。

成功体験は、自信を与えてくれると言われています。
そして自信があれば、前向きに取り組むことが出来るため、成功は貴重な体験です。
ところで、成功体験とは、どんなものでしょうか？
そもそも成功とは何でしょうか？
成功と言えば、何らかの良い結果を出したイメージが思い浮かぶと思います。
ところが、同じ結果を出しても、成功したと思う人もいれば、成功したとは言えないと思う人もいます。
しかも結果は他の人にも見えるものなので、周囲の人も成功かどうかを判断し、その判断結果は本人にも伝わってきます。
周囲からの評価は、本人が成功だと思うかどうかに影響を与えます。
しかし最終的に、成功とみなすかどうかは本人の認識次第です。
このように、成功体験をしたことがあるかどうかも、きちんとした基準があるわけでもありません。
そして、成功体験があると思っている人の、その後の行動への影響も人それぞれです。
自信を持つことで、何事にも前向きに取り組み、向上心を持ち続ける人もいます。
自信があることで、困難に遭っても、何とか出来ると果敢に立ち向かうことが出来る人もいます。
一方、成功したことで自分自身の力を過信したり、有頂天になって成功にあぐらをかき、努力を止めてしまう人もいます。
そして、何かを変える必要がある場合に、成功した結果や、成功したプロセスなどに執着する人もいます。
このタイプの人にとって、成功体験は成長を止める原因となります。
では自分には成功体験がないと思っている人は、どうでしょうか？
中には自信が持てず、何事に対しても消極的になり、行動することに対し尻込みする人もいるでしょう。
しかし中には自信がなくても、取り組まなくてはならにことや、対処しなくてはならないことがあれば、積極的に行動出来る人もいます。
また、自信がないからこそ、自分には努力を続けることが必要だと頑張り続ける人もいます。
会社も個人と同じです。
会社が存続していること自体、成功と言えます。
しかし、成功しているかどうか、成功と認識しているかどうかは、会社の将来にとっては大きなことではありません。
人も会社も、常に時代に合わせて変化しなくてはなりません。
成長し続けるために努力は止めてはいけません。
自信があるかどうか、あるいは自信を持っているかどうかは、大きな問題ではありません。
取り組む必要のあるものには取り組み、難局に遭遇すれば乗り切るために挑戦出来るかどうかが問題なのです。
これを理解し、意識して自ら行動し、社内にも働きかけているのも、現場力の強い経営者の特長の１つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール

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長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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