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【明石市長の暴言報道を見る目~部下~】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
兵庫県明石市の市長のパワハラ暴言が話題になっています。
被害者とされる職員は、どうだったのでしょうか?


マスコミの騒ぎとは違って、パワハラ暴言を受けた当の職員は、パワハラとは感じていないと答えていると報道されています。
言い方には問題があるかが、叱責されたことはやむを得ないこと
のような内容でした。
言われた本人がパワハラと感じていなくても、パワハラと判断され、批判されることは少なくありません。
以前話題になった、体操での出来事と同じです。
叱責されている理由を、言われた本人が十分に理解出来ている場合、行き過ぎた言動で叱責されても、受け入れることが出来ることがあります。
今回のケースでは、普段から激しい言葉で叱責することかが珍しいことではないため、職員が慣れていたことも、叱責された内容を受け止められた理由の1つだと思います。
もちろん、だからと言って、今回の言動が許されるわけではありません。
頻繁にパワハラ暴言が繰り返されていると、慣れるひ人もいるでしょうが、精神的に追い詰められる人もいます。
しかし、言い方に問題があるからと、言われている内容までも聞き入れない人も多くいます。
これはこれで問題です。
叱責されている内容が真っ当でも、言い方に問題があるからと、内容まで受け入れないのは、論点のすり替えです。
今回のケースでは、伝えている内容は2つあります。
1つ目は叱責している内容で、それは正当なものです。
2つ目は事態を解決するために指示した手段で、これは不適切です。
そして手段である伝えるために用いた表現は不適切です。
その中で職員は、不適切な指示はまともに受け取らず、聞き流しています。
パワハラ暴言を受けても、言い方に問題はあるとしながらも、叱責されていることは、しっかりと受け止めています。
パワハラ上司を放置して、結果として容認していることが良いとは言えません。
しかし、聞くべきことは聞き、受け入れるべきことは受け入れている職員の姿勢は、素晴らしいと思います。
ビジネスの現場では、ストレスのかかる場面があるのが現実です。
そして、そのような場面でも、物事と対峙出来る社員が多いのも、現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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