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【入国管理法の議論の論点は?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
国会では入国管理法改正でもめているようです。
ビジネスの現場から見ると、論点がずれて見えます。


前回のブログで機械化とAIの活用が人手不足の解消に効果的なことと共に、その懸念について書きました。
その中で、人しか出来ない仕事が残ると書きました。
残る仕事とは、どんな仕事でしょうか?
機械やAIでは補完出来ない仕事です。
その代表的なものの1つが、人の情にかかわる仕事です。
効率的であることや、ミスがないことは、それ自体が大きな価値です。
しかし、それだけで消費者である人が満足するわけではありません。
例えば営業、販売、接客、医療、介護などの仕事は、人が関わることで価値が加わります。
AIには人の感情も読み取ったり出来るようになると言われています。
しかしそれで、人が行うのと同等の満足感や安心感が与えられるとは思えません。
人には温かみも必要なのです。
上に挙げた仕事はどれも、人気のない仕事です。
人を相手にする仕事は、喜びも大きく、やりがいを感じることが出来る反面、しんどく、辛いことも多いものです。
そのためか避けたいと思う人が多いようで、人手不足が深刻な業界や仕事です。
人を募集しても来てくれる人がいません。
仕事を探している人は少なくありませんが、これらの仕事には就きたくないのです。
人が足りないのは、これらの仕事だけではありません。
例えば農業や漁業やその関連事業も人が足りません。
地方に住みたくない人が多いようで、地方の求人にも人が集まりません。
機械化やAIの活用が進むことで、今人手不足の現場の一部はなくなると思います。
それでもなくならない仕事もあります。
それは労働力が不足しているからではなく、その仕事をする人がいないからです。
今、人手不足で困っている業界や仕事は多くあります。
そのため、十分な価値の提供が出来ない会社や、業務を縮小せざるを得ない会社も少なくありません。
では、どうすれば良いのでしょうか?
方法は2つしかありません。
1つは、極端な言い方をすると、仕事の選り好みをさせず、仕事に就いていない人にしてもらう方法です。
もう1つは、その仕事をしてくれる人を外から連れて来てしてもらう方法です。
今回の入国管理法の改正も、移民の受け入れや外国人との共生も大切ですが、そもそも人手不足の解消が目的です。
大きな視点での議論も大切ですが、いくら議論しても、現場の問題は解消しません。
現場の問題を解決することを論点の中心におかなければならないと考えています。
国会に本来必要な現場力が足りないように見えてなりません。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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