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【あえて資料を渡さないという選択】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
最近は、さまざまな場面で詳細な資料が配られることが多いようです。
親切な対応と言えますが、効果的なのでしょうか?


仕事を教える時にマニュアルを渡して説明する会社が多いです。
教わる人は、何かあればマニュアルで確認することが出来ます。
教える人は、マニュアルに沿って教えれば、教え漏れはありません。
もし、漏れていても、マニュアルを渡してあるので安心です。
セミナーや勉強会では資料を渡すことが多いようです。
参加者は要点がまとめてあるものを渡されているので、聞き漏らしがあっても安心です。
会議の後、議事録を配る会社も多いです。
会議で扱われた議題と、決定事項が渡されるので、決定事項の周知が漏れることはありません。
このように見ていると、紙であろうと電子であろうと、文書で渡すことは効果があるようです。
では、良いことばかりなのでしょうか?
現場の社員を見ていると、文書で渡されることに慣れている会社の現場には共通している問題があります。
それは、表面的にはメモを取れない社員が増えていることです。
実際、メモが取れない人が多くいます。
メモが取れない人は、話した内容への理解が不十分なことが、後になって分かります。
誤解が多いのです。
これでは仕事上、困ります。
中には、最初から自分でメモを取らず、相手に相手が取ったメモや、まとめた文書を欲しいと要求する人もいます。
メモを取ることが苦手なことを自覚しているのかもしれませんが、仕事相手としては、評価出来ません。
きちんとメモを取るのは、簡単ではありません。
聞きながら理解し、考え、情報を整理しなければ、きちんとメモを取ることは出来ません。
メモを取るのは、高度に知的な作業なのです。
メモを取る能力を高めるには、メモを取る経験を積むしかありません。
メモを取る必要がない状況は、親切かもしれませんが、その能力を伸ばす機会を奪っているかもしれません。
メモがきちんと取れる社員が多いのも、現場力の強い現場の特長の1つです。
メモを取る力を強化するために、あえて資料を渡さず、メモを取る機会を増やすのも1つの方法です。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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