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【対策を考える会議の結論の良し悪しを決めるのは何?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
何人もの人が集まって行う会議の本来の目的は、最終的には結論を出すことです。
検討に検討を重ねて結論を出すのですが、合意に至るのが難しいことも少なくないのが現実です。
合意は大切ですが、合意出来ることを最優先にしていることが多いように感じています。
それで良いのでしょうか?
そもそもどんな結論が良い結論なのでしょうか?


参加者全員が納得した結論が、良い結論のように考えている人が多いように思われます。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでも、全員の合意を得ることを目標にして検討を進めていきます。
会議での結論は、その後の仕事に影響をもたらしますので、当然です。
しかし、結論の良し悪しの判断を、全員が納得しているかどうかで行うことはありません。
合意は最優先の目標ではないからです。
検討のプロセスを適切に管理していくと、論理的に問題ない結論に向かっていきます。
ところが議論は、合意しやすい結論に向かいやすいものです。
言い方を変えると、安易な結論に向かいやすいのです。
結論の良し悪しを決める上で、参加者全員の合意を得ることよりも優先順位の高いことがあります。
それは、
・現在求めている結果に対して効果的か?
・実現可能性は十分か?
・実行可能性は高いか?
・会社の方向性や価値観に合っているか?
の四つです。
これら四つの条件を満たしていない結論は、悪い結論だと考えています。
結論が出た後で、議論を蒸し返すのは、良い方法ではありません。
たとえ結論を出すのに苦労しても、対策を評価するプロセスで、上の四つの条件を満たすことを組み込むことが大切です。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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