現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビの長尾です。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
このブログでは、
中小企業や個人事業主の
コンサルティングの現場で
気付いたことを元に、
経営者、管理職の方々に
参考になりそうなことを
発信しています。
知人が経営している
会社での出来事です。
ある部署で
業務上のトラブルが起きましたが
社員の頑張りのおかげで
解決したそうです。
トラブルが解決した後、
その職場は
平穏を取り戻しました。
その部署の管理職は
ご苦労さん会を催し、
社員に感謝の気持ちを伝え、
ねぎらいました。
その後も
その部署の管理職は
部下たちのことを
気にかけていました。
そんな中で
別の問題が起こったのです。
社員が管理職への不満を
爆発させたのです。
トラブルを解決した時は
高揚感や達成感もあって、
職場の雰囲気は
良いものでした。
ところが
一見平安な日々の中で
社員の心に燻り続けるものが
ありました。
それは、
管理職に対する不満です。
今回起こった問題の原因には
管理職の管理の甘さにも
ありました。
トラブル解決の時、
管理職は
十分に仕切れず、
そのために必要以上に
解決するまでに
時間と手間がかかったと
社員は感じていました。
問題が解決した後、
何事もなかったかのように
のほほんとしている
管理職の様子が
社員の心の中で
燻っていた不満に
火を付けていったのです。
そして、
社員の不満が爆発しました。
では、
どうすれば
良かったのでしょうか?
それは、
問題とその対処について
振り返る機会を持つことです。
問題への対処が
うまく出来なかった時、
ほとんどの人は反省します。
ところが
うまく対処出来た場合は
そのままにすることが
多いものです。
そして、
喉元過ぎれば熱さ忘れる
のです。
ところが、
結果オーライと
思っているのは
上司だけというケースは
多いものです。
対処がうまくいった時こそ
振り返りを行い、
もっと良い方法がなかったか
話し合うことが効果的です。
改善点の中に、
管理職に関するものも
出て来るはずです。
しかし、
達成感に満たされている時ならば
上司の今後の課題
という指摘で終わったはずです。
その後管理職が改善に取り組めば
大きな問題には
ならなかったと思われます。
今回のケースで
知人の経営者から
相談されたので、
その部署のメンバーに
経営者などの第三者を加えて
振り返りを行うことを
お勧めしました。
結局、
その職場では、
社長手動で
振り返りを行いました。
そのミーティングの雰囲気は
険悪なものだったそうです。
振り返りの後、
職場は再度平穏を
取り戻しました。
その後、
管理職と社員との関係が
どうなるかは
管理職の今後次第です。
職場全体で取り組んだことは
結果が良くても悪くても
振り返りを行うことが
現場力を強化する上で
重要なことなのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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