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【相手の立場に立って考えるとは?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
相手の立場に立って考えることが大切だと言われています。
しかし、実際どうすれば良いか分かっている人は少ないようです。


元々日本では、はっきりと言葉など伝えなくても、以心伝心、慮るコミュニケーションが根底にあります。
そこで、相手の立場に立って考えるというのは、
相手が嫌がることをしない
相手が喜ぶことをする
という意味で理解されていることが多いようです。
これは逆に考えると、どうなるのでしょうか?
自分がしたいことでも、相手が嫌がるのであればしない
自分がしたくないことでも、相手が喜ぶのであればする
これで良いのでしょうか?
そもそも、相手の立場に立って考えることが良いことであるためには、お互いに譲り合うことが前提となっています。
これも日本の社会の根底にあるものです。
ところが最近は、その前提が崩れています。
権利の主張が強い人や、自己主張が強い人が増えています。
それ自体は悪い事ではありません。
ただし、そのような相手に対して、相手の考えに従っていると、自分ばかり譲っていることになります。
それは不公平です。
だからと言って、相手の立場に立って考えることが意味がないと言うのも短絡的過ぎます。
相手がどう思おうと、自分の好きなことをするというのも問題です。
そこでお勧めしているのは、相手の立場に立った上で、どう行動するかを考えることです。
全く相手の立場に立つつもりがない相手ならば、交渉したり説得しても無駄かもしれません。
実際には、正面から議論する、強制する、相手に従う、距離を置くなどから行動を選ぶことになります。
相手の立場に立つ気持ちのある相手ならば、相手の思いを尊重した上で、話し合うことが出来ると思います。
自分の意見や考えも伝え、合意を試みるのです。
仕事は一人でするものでも、出来るものでもありません。
お客様、取引先、上司、部下、同僚の立場に立って考えることは価値のあることです。
そして今の時代に重要なのは、考えた上で、どのように行動するのかです。
相手の立場に立って考えた上で適切な行動が出来るのも、重要な現場力の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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