何かを決める時、会議をしたり、人に意見を聞いたりすることがあると思います。
あまり重要でない内容ならば良いのですが、重要なことを決める時、誰に聞いても賛成してくれる会議では、全員異論なし。
それは、どんな状況なのでしょう?
もちろん、いろんな意見が出て、まったくまとまらないのは困ります。
反対意見の対立が強く、まったく折り合わないのも困ります。
それでも結論は出さなくてはいけません。
それは苦労が多いことです。
そう考えると、すっと話がまとまるというのは良いことのようです。
しかし、全員異論がないのは黄信号、つまり、注意せよ!のサインだと言われています。
なぜでしょうか?
それは、真剣に考えていないサインであることが多いからです。
実際、何人もの人がまったく同じように考えることは、可能性が低いものです。
なぜ真剣に考えないのでしょう?
もちろん、考えるのは面倒だからという人もいるでしょう。
それ以外に、大きく分けて二つ理由があります。
1.意見を言っても無駄
2.責任を負いたくない
です。
いずれも根深い習い性のようなものです。
意見は聞いても、結局、誰か特定の人(上司や社長)の意見が通ってしまう。
そんな経験をすると、考えるのは無駄だと思って考えることを止めます。
提案した言い出しっぺが、思うような結果が出なかった時、責任を問われるような経験をしたり、責任を問われる場面を見たりすると危険を避けるために意見を言わなくなります。
いずれにしても、異論や反論は出て来ないのです。
異論や反論は、何か見落としていることに気づく大切なきっかけです。
異論や反論があって、真摯に検討するからこそ、良い結論が出せるのです。
あなたの会社では、異論、反論が活発に出ていますか?
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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