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従業員は分かってくれない?

経営者の現場力

2021/04/23情報を更新いたしました。

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。

従業員が分かってくれないと感じている経営者が多くいます。
どこに問題があるのでしょうか?

目次

経営者が決めていることは経営者のエゴではありません

経営者が従業員に対して不満に思っていることはさまざまです。
その中で多いのが、経営者の思いや考えを従業員が分かってくれないことです。

経営者として決めていることは、決して経営者のエゴではありません。
法律や業界のルール、業界の環境、地域の環境、取引先の要望、お客様の動向など、さまざまな外部要因に影響を受けます。
社内事情も影響します。
社内事情は経営状況や使えるリソースも考慮しなくてはならない要素ですが、従業員のことも考えて意思決定している経営者がほとんどです。

会社として決定したことを実行するためには、従業員の協力が必要です。
経営者は、会社の置かれている状況だけでなく、従業員のことも考えた上で意思決定しています。

にもかかわらず、従業員からは決定事項に対する不満が上がってくることがあります。
そのような時、従業員に経営者の考えや思いを分かって欲しいと思るのも当然です。
では、どうすれば良いのでしょうか?

従業員に協力してもらうためにすべきこと

まず、背景にある情報を伝えてみましょう。
経営者と従業員とでは持っている情報量が圧倒的に違います。
持っている情報が違えば、判断や評価が違うのも当然です。
少なくとも、社外の環境に関する情報を出来るだけ伝えてみましょう。

ここで問題になるのは、社内事情です。
経営に余裕がない、厳しいなどの事情がある場合は、従業員に伝えるのを躊躇するでしょう。
従業員を不安にさせたくない気持ちもあるでしょうし、経営者としてのメンツやプライドもあるでしょう。
もしそれらを従業員に伝えないと決めたならば、従業員からの不満を甘んじて受けるしかありません。
そして、従業員のことを考えた上での決断ならば、その理由と思いを伝えることをお勧めします。

伝えると決めたら伝わるまで伝える

一度伝えただけで伝わるかどうかは分かりません。
伝わるまで何度も伝え続けることが大切です。

そもそも思いは簡単には伝わらないものです。
もちろん、従業員のことを思って意思決定を行っていることが本当でなくてはなりません。
取り繕っても、結局見透かされるものです。

会社の置かれている事情も、従業員に対する思いも伝わらないものです。
伝えなくても分かってくれる、察してくれることを望まない方が良いです。
分かって欲しいと思うならば、言葉と行動で伝えてみてはいかがでしょうか。

経営者は孤独に耐えなくてはならないわけでもないと思っています。
しかし現実には、全てを従業員に開示出来ないこともあるものです。
そのような時は、分かってくれないことを覚悟した上で、決断しなくてはならないのが経営者です。

だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。
そして支援したいと思っています。
応援しています!

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