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組織図は今のままで良い?

指揮者とオーケストラ

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

会社は一つのチームです。そして部門ごとに役割があります。

会社は事業を目的に作られた組織です。そして、事業に必要な業務を行うために従業員を雇用し、働いてもらっています。ただ人を集めただけで業務を行うことは出来ません。必要な業務を遂行するために、業務ごとに部門を作ります。それを体系的にまとめたものが組織図です。組織図では、経営者を頂点にして部から課へと広がり、それぞれの部門に業務を遂行するために必要な人数を配置します。こうして、多くの人で分担しながら事業に必要な業務を遂行します。

しかし、実際にビジネスをしているとさまざまなことが起こり、さまざまな業務が発生します。中には元々想定していない業務も出てきます。しなくてはならない業務なので、どこかの部門にさせなくてはなりません。また、業務が増え、割り振っていた人数で裁ききれない状態になることもあります。その場合、業務の一部を切り離して他の部門にさせることもあるでしょう。

こうして、しばらくすると、元々の部門ごとに割り振られた業務の境界があいまいになっていきます。最初は役割分担が明確で、きれいに作った組織図であっても、現実を表していないものになっていきます。

ビジネスを行っていくうちに、当初想定しておらず、必要なかった業務も出て来ます。当初想定し、必要だった業務で不用になるものあります。業務量が増えるものもあれば、減るものもあります。

会社組織は、この変化に適応しなくてはなりません。必要な業務を整理し、部門を増やす必要があるかもしれません。廃止したり、複数の部門を統合する必要があるかもしれません。部門ごとの人数を見直さなくてならないかもしれません。

ビジネスは生き物です。会社は変化に適応しながら全体として機能する有機体です。一時的な対処であれば臨機応変に対応すれば良いですが、変化が定着しているならば、放置してはいけません。つぎはぎだらけの組織は機能が鈍くなります。組織自体を見直すことが必要なのです。

組織全体を見直すのは、会社にとって大きなことです。部門の新設に統廃合、それに伴う業務分掌の見直しだけではありません。管理職や従業員の配置も変えなくてはならないでしょう。しかし、会社組織を機能させるためには必要なことです。そして、大きなことだからこそ、これを行うことを決断し、推進することが出来るのは経営者しかいません。

しかし、会社組織を機能させ続けるためには必要なことです。長く変更していないならば、この機会に一度、組織図と業務分掌を見直してみてはいかがでしょうか?

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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