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一難去る前にまた一難

黒い雲と落雷

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

新型コロナが収まらない中、ウクライナにロシアが侵攻しました。ビジネス環境の先行きは、さらに見通しにくくなっています。

2年以上続く新型コロナウイルスの影響で、ビジネス環境は厳しい状況が続いています。その中で、ロシアのウクライナ侵攻です。どこかで戦争が起こるなど政情が不安定になる国や地域があると経済は混乱します。その上、ロシアへの経済制裁です。この影響も大きいでしょう。

新型コロナウイルスで苦労している上に、今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻です。原材料価格も上がり、原油高の影響でさまざまなコストが上がるでしょう。コストがどの程度上がるかも不透明ですし、いつまでコスト高が続くかも分かりません。不安は消費マインドも冷やします。

多くの会社にとって、弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、一難去る前にさらに一難です。このような状況でも経営者は、会社を存続させるために、手を打ち、かじ取りを行わなくてはなりません。会社の将来に不安を感じている経営者も多いでしょう。

不安を感じているのは経営者だけではありません。多くの従業員も不安を感じています。経営者なんだから何とかしろ、と思っている従業員もいるでしょう。

経営者の中には、従業員に不安を与えないように、何とかなると伝えている人もいるでしょう。一種の強がりであったり、経営者自身に対して言い聞かせているのかもしれません。しかし今は、それだけで従業員に安心感を与えられる状況ではないかもしれません。

今回は、経営者が状況を好転させるには、事が大き過ぎます。経営者が一人で抱え込むことも責任感の強さの表れですが、事態が深刻過ぎます。もちろん、どうにもならないと開き直るのは無責任と言われても仕方がありません。

そこで一つお勧めするのは、従業員と率直なコミュニケーションを取ることです。経営者も不安であることを伝え、従業員の不安な気持ちも聞きます。そして不安な気持ちを共有した上で、何が出来るかを一緒に考えてはどうでしょう。一人で悩むよりも、一人でも多くの人と共に考え、知恵を絞りだし、協力して事に当たる方が良いこともあります。

会社の将来は、経営者や経営者の家族、従業員とその家族に大きな影響があります。今回のような状況の中で、従業員の知恵や力を借り、頼ることは恥ずかしいことではありません。経営者にとっては勇気が必要かもしれません。しかし、従業員の意識を変え、従業員の能力を高め、社内をまとめる良い機会かもしれません。

経営の最終責任者は経営者です。経営者は会社の存続のために何が出来るかを考え、行動しなくてはなりません。今回のような、経営者だけではどうにもならない事態であっても、その責任を負うのは経営者です。本当に経営者は大変です。

だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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