仕事やビジネスが常に順風満帆ということはありません。
何かうまく行かない
もっと飛躍したい
などと思う時、ヒントになることが欲しいものです。
そんな時に、役に立つ質問(考えるテーマ)の一つは、
クライアントは、誰か?
クライアントは、何を求めているのか?
クライアントは、なぜそれを求めているのか?
クライアントのクライアントは?
です。
これは、
何で、こんなことしないといけないのだろう?
と、仕事の意味を見失ったり、
上司の指示などに不満を持ったりして
自分自身のモチベーションが下がっている時にも
効果があります。
トヨタの改善の手法として、
「なぜ」を5回繰り返す
というのがあります。
「なぜ」を5回繰り返して深掘りして考えると、
今していることの意味や不具合の原因にたどり着く、
というものです。
この、「繰り返し」がポイントです。
そして、クライアント視点で考えることです。
ここで言う「クライアント」は
一般に言われている「お客様」だけではありません。
「仕事」や「ビジネス」は、
誰かのニーズに応えることです。
つまり、
ニーズを持っている人
が「クライアント」です。
例えば、経理の仕事をしている場合です。
「クライアント」は誰でしょう?
直接、接する相手から考えてみましょう。
業務を指示したり担当職務を決める上司
請求書や領収書などの発行を依頼してくる営業
入金してくれる会社の取引先
請求書を回してくる社内の購買担当
支払わなくてはならない仕入先
などがあります。
最初にお伝えした「質問」を展開してみましょう。
上司のニーズは何でしょうか?
例えば、
経理の責任者として業務を円滑に回すこと
では、
なぜ、業務を円滑に回さないといけないのでしょうか?
会社のお客様や仕入れ先などの信用が大切だから
なぜ、信用が大切なのでしょうか?
信頼を失うと、ビジネスがうまくいかなくなるから
では、上司の「クライアント」は誰でしょうか?
経営者
他部門の管理職
取引先
では、経営者のニーズは?
・・・
と展開していきます。
何かを考える時、すっと答えが思いつくことがあります。
それが、本当に最適な答えかは分からないことが
多いのです。
しっかりと考えていくと、
その答えが最適であると確認できる
こともあれば、
他の答えの方が適している
ことが分かることもあります。
本当に、考えるべきテーマは、
手間を惜しまず、時間をかけて
考えることをお勧めします。
「クライアント」もたくさんいます
「クライアント」のニーズもたくさんあります
ニーズの理由や背景もたくさんあります
「クライアント」の「クライアント」もたくさんいます
これをメモを取りながら書き出す作業をします。
「書き出す」
ことが大切です。
この作業を徹底して行うことで、
今、していることの「問題点」が見えてきます。
そして、今していることの「意味」も見えてきます。
クライアントは、誰か?
クライアントは、何を求めているのか?
クライアントは、なぜそれを求めているのか?
クライアントのクライアントは?
それぞれの質問に、
出来るだけ多くの答えを考えることで、「モレ」をなくし
質問を続けることで「深掘り」する
本当に改善したいことがある場合には、
効果があります。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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