現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
先日、
ある経営者から
社員の一人との
コミュニケーションで
問題を抱えている
という相談を受けました。
しっかりと時間を取って、
話し合っているのですが
どうも行き違いが
多いようです。
その経営者は
とても人が良く、
相手の気持ちを汲み取り、
相手の言葉を
言葉通りに
受け取っていました。
ところが、
相手の社員の
言葉の本当の意図を
読み取れていませんでした。

人の発言には
意図があります。
言葉の意味だけが
理解出来れば、
言っていることが
分かるわけではありません。
特にビジネスの現場や、
利害関係があると、
意図のない発言は
ありません。
面倒くさいですが
やむを得ないことです。
その社員は
言葉で人を操ることが
得意な人でした。
何となく、
言いくるめられて
しまいます。
多分、
天性のもので、
本人は特に意識して
人を操ろうとしては
いないと思います。
ただし、
自分の要求を通したいと
思う時には、
相手をコントロールする
心理テクニックを
無意識に使うようです。
ただし、
所詮はテクニックなので
後で冷静に考えると
矛盾や
場合によっては嘘に
気づきます。
そして、
再度話し合いを
するのですが、
今度は、
以前に話がついたことを
蒸し返すことに
焦点を当て、
不満を伝えることで
まともな話し合いが
出来なくなっていました。
ここで大切なのは
以前にもブログで書いた
クリティカルに
対応することです。
論理的な矛盾や
根拠の正しさに
注意を払いながら話を聞き、
疑問が浮かんだら、
その場で確認するのです。
このようなやり取りを
続けていると、
相手の意図が
あぶり出されてきます。
相手の感情に
共感する力の強い人は
良い人です。
ただし、
利害が絡む相手との
交渉のような場面では
感情に気を配りながらも
感情に振り回されず
惑わされず、
クリティカルに
対応することが大切です。
相手の意図を
あぶり出すのも
長く良い関係を
維持するために
大切な現場力の一つです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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